沿岸の海面水温 3月26日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は9~10℃台で、過去5年平均との差は-0.5~+1.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.3~11.0℃で、3月中旬から0.03℃上昇しました。前年同時期との差は+0.9~+1.2℃、過去3年平均との差は+0.1~+0.9℃でした。
港内の水温 今期の水温は10.7~11.1℃で、前年同時期との差は+0.2~+1.1℃、過去3年平均との差は+0.4~+1.2℃でした。
2015年3月30日月曜日
ズワイガニ漁のまとめ (期間:2014年11月~2015年3月)
2014年漁期(昨年11月~今年3月)の底びき網漁船による県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)へのズワイガニの水揚状況は以下のとおりでした。
2014年漁期のズワイガニの水揚量は235トンで、前年(25
7トン)の91%、過去5年平均(325トン)の72%でした。2011年漁期以降、ズワイガニの水揚量は減少傾向にあります。2014年漁期のコウバコの水揚量は200トンで、前年(183トン)の109%、過去5年平均(200トン)の100%でした。2011年以降、コウバコの水揚量は横ばいで推移しています。2014年漁期は12月に荒天が続いたため出漁回数が少なく、このことがズワイガニの水揚量の減少に影響しました。
2014年漁期のズワイガニのキログラム単価は3,783円で、前年(3,541円)および過去5年平均(2,810円)を上回りました。コウバコの単価は1,442円で、前年(1,724円)を下回り、過去5年平均(1,448円)並みでした。2011年以降、ズワイガニの単価は上昇傾向にありますが、水揚重量は減少傾向にあるため、総水揚金額は概ね一定で推移しています。
本県の底びき網漁業者は資源を保護するためにコウバコの漁期短縮やミズガニの禁漁など資源管理に積極的に取り組んでいます。2014年漁期のコウバコの出漁1回当たりの水揚量は139㎏と前年の88㎏を上回っており、資源管理の効果が現れつつあるようです。
2014年漁期のズワイガニの水揚量は235トンで、前年(25
7トン)の91%、過去5年平均(325トン)の72%でした。2011年漁期以降、ズワイガニの水揚量は減少傾向にあります。2014年漁期のコウバコの水揚量は200トンで、前年(183トン)の109%、過去5年平均(200トン)の100%でした。2011年以降、コウバコの水揚量は横ばいで推移しています。2014年漁期は12月に荒天が続いたため出漁回数が少なく、このことがズワイガニの水揚量の減少に影響しました。
2014年漁期のズワイガニのキログラム単価は3,783円で、前年(3,541円)および過去5年平均(2,810円)を上回りました。コウバコの単価は1,442円で、前年(1,724円)を下回り、過去5年平均(1,448円)並みでした。2011年以降、ズワイガニの単価は上昇傾向にありますが、水揚重量は減少傾向にあるため、総水揚金額は概ね一定で推移しています。
本県の底びき網漁業者は資源を保護するためにコウバコの漁期短縮やミズガニの禁漁など資源管理に積極的に取り組んでいます。2014年漁期のコウバコの出漁1回当たりの水揚量は139㎏と前年の88㎏を上回っており、資源管理の効果が現れつつあるようです。
石川県主要港の水揚状況 (期間:3月1日~15日)
定置網 マイワシは421トン水揚げされました。2月上旬から3月中旬の累計は800トンであり、前年(96トン)および過去5年平均(621トン)を上回っています。スルメイカ・マダラは前年を上回り、マアジ・サバ・カタクチイワシ・カワハギなどは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 アカガレイは67トン水揚げされました。1月上旬から3月中旬の累計は261トンであり、前年(263トン)および過去5年平均(265トン)並みで推移しています。ニギス・マダラ・ズワイガニ・アマエビなどは前年を上回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) フクラギ・ガンドなどは前年を上回り、マダラ・アマエビは前年並み、ベニズワイガニは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 アカガレイは67トン水揚げされました。1月上旬から3月中旬の累計は261トンであり、前年(263トン)および過去5年平均(265トン)並みで推移しています。ニギス・マダラ・ズワイガニ・アマエビなどは前年を上回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) フクラギ・ガンドなどは前年を上回り、マダラ・アマエビは前年並み、ベニズワイガニは前年を下回りました。
2015年3月16日月曜日
石川県周辺海域の水温 (期間:3月7日~11日)
サヨリの漁況の見通し (予報期間:3月~5月)
石川県では、季節を代表する水産物を「石川の四季のさかな」とし、春の魚としてサヨリを選定しています。サヨリは2隻の船で網を曳く船曳網により3~5月に主に漁獲されます。
県内主要港の3~5月の船曳網によるサヨリの水揚量は減少する傾向にあり、1998年に69.5トンあった水揚量は2013年には8.1トンに減少しています。水揚量が減少した主な理由として操業隻数の減少があげられます。また、2月下旬~3月上旬の沿岸水温(宇出津港の水温)が低いほど、3~5月の水揚量が少なくなる傾向にあることから、近年、春先の水温が低いことが水揚げの低迷に関係していると考えられます。
今年2月下旬~3月上旬の宇出津港の水温は10.9℃でした。この値を水温と水揚量の関係に当てはめると、今年3~5月の主要港の船曳網による水揚量は24.0トンと見積もられ、前年(13.3トン)および過去10年平均(16.9トン)を上回ると予想されます。
県内主要港の3~5月の船曳網によるサヨリの水揚量は減少する傾向にあり、1998年に69.5トンあった水揚量は2013年には8.1トンに減少しています。水揚量が減少した主な理由として操業隻数の減少があげられます。また、2月下旬~3月上旬の沿岸水温(宇出津港の水温)が低いほど、3~5月の水揚量が少なくなる傾向にあることから、近年、春先の水温が低いことが水揚げの低迷に関係していると考えられます。
今年2月下旬~3月上旬の宇出津港の水温は10.9℃でした。この値を水温と水揚量の関係に当てはめると、今年3~5月の主要港の船曳網による水揚量は24.0トンと見積もられ、前年(13.3トン)および過去10年平均(16.9トン)を上回ると予想されます。
おさかな写真館のページの紹介
石川県水産総合センターでは、これまで職員が撮影した魚類等の写真を掲載した「おさかな写真館」のページを開設しました。魚類の他、甲殻類・頭足類・貝類など265種、合計602枚の写真をご覧いただくことができます。URLは下記のとおりです。http://www.pref.ishikawa.jp/suisan/center/sigenbu.files/syasinkan/top.html
石川県主要港の水揚状況 (期間:2月16日~28日)
定置網 マイワシ・スルメイカ・カタクチイワシ・マダラは前年を上回り、サバ・ブリは前年並み、マアジ・フクラギ・カワハギ・ウルメイワシなどは前年を下回りました。
まき網 マイワシは前年を上回り、マアジ・サバは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 ニギス・アマエビは前年を上回り、アカガレイ・ズワイガニ・マダラ・ノトエビは前年並み、ハタハタ・アンコウは前年を下回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) フクラギ・ベニズワイガニ・アマエビは前年を上回り、ガンド・マダラ・ナマコは前年を下回りました。
まき網 マイワシは前年を上回り、マアジ・サバは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 ニギス・アマエビは前年を上回り、アカガレイ・ズワイガニ・マダラ・ノトエビは前年並み、ハタハタ・アンコウは前年を下回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) フクラギ・ベニズワイガニ・アマエビは前年を上回り、ガンド・マダラ・ナマコは前年を下回りました。
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