調査船白山丸は5月15日から21日に能登半島沖~日本海中央部(大和堆南方海域)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、北緯38度29分・東経134度32分の操業点で54.4尾、北緯38度22分・東経134度15分の操業点で26.6尾と高く、これらの海域にスルメイカが多く分布していました。本調査の平均CPUEは24.3尾であり、前年同時期平均(24.3尾)と同等で、過去5年の同時期平均(18.6尾)をやや上回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年5月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年並みで、過去5年平均をやや上回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は19.0cmであり、前年(19.2cm)並みで、過去5年平均(18.1cm)よりも大きめでした。
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