沿岸の海面水温 1月25日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は12~13℃台で、過去5年平均との差は+0.5~+1.5℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は12.7~12.9℃で、1月上旬から約1.8℃低下しました。前年同時期との差は±0.0~+0.6℃、過去3年平均との差は+0.5~+0.6℃でした。
港内の水温 今期の水温は11.6~12.7℃で、前年同時期との差は-0.1~+0.3℃、過去3年平均との差は+0.5~+0.8℃でした。
2016年1月28日木曜日
定置網の年間水揚量のまとめ (期間:2015年1月~12月)
2015年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津港・七尾地区)の定置網による水揚げの概要は以下のとおりです。
水揚重量 2015年の水揚重量は22,330トンであり、前年(13,638トン)の164%、過去10年平均(14,788トン)の151%でした。過去10年平均に比べてマイワシ・フクラギ・ガンド・マサバ・サワラ・サゴシ・カマス・シイラなどが多く、カタクチイワシ・コゾクラ・ブリ・マルソウダなどが少なめでした。特にマイワシの水揚量が多く、全体の水揚量を押し上げました。
水揚金額 2015年の水揚金額は44.7億円であり、前年(35.3億円)の127%、過去10年平均(40.9億円)の109%でした。ブリの水揚げが少なかったものの、マイワシ・フクラギなどの水揚げが多く、金額は過去10年平均を上回りました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする価格指数を計算したところ、2015年の指数は60.4で、前年(66.7)を下回り、過去10年平均(71.9)を下回りました。水揚量の多かったマイワシ・フクラギ・サワラ・サゴシなどの単価が低下したことで、価格指数も低い値になりました。
水揚重量 2015年の水揚重量は22,330トンであり、前年(13,638トン)の164%、過去10年平均(14,788トン)の151%でした。過去10年平均に比べてマイワシ・フクラギ・ガンド・マサバ・サワラ・サゴシ・カマス・シイラなどが多く、カタクチイワシ・コゾクラ・ブリ・マルソウダなどが少なめでした。特にマイワシの水揚量が多く、全体の水揚量を押し上げました。
水揚金額 2015年の水揚金額は44.7億円であり、前年(35.3億円)の127%、過去10年平均(40.9億円)の109%でした。ブリの水揚げが少なかったものの、マイワシ・フクラギなどの水揚げが多く、金額は過去10年平均を上回りました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする価格指数を計算したところ、2015年の指数は60.4で、前年(66.7)を下回り、過去10年平均(71.9)を下回りました。水揚量の多かったマイワシ・フクラギ・サワラ・サゴシなどの単価が低下したことで、価格指数も低い値になりました。
石川県主要港の水揚状況 (期間:1月1日~15日)
定置網 ブリは5トン水揚げされました。11月上旬から1月中旬までの累計は56トンで、前年(231トン)および過去5年平均(617トン)を下回りました。サバ・マイワシ・カタクチイワシ・カワハギ・ウルメイワシは前年を上回り、スルメイカ・マアジは前年を下回りました。
まき網 マアジ・サバを中心とした水揚げでした。
底びき網・ごち網 ズワイガニは11トン水揚げされました。11月上旬から1月中旬までの累計は157トンで、前年(159トン)並みとなり、過去5年平均(201トン)を下回りました。アマエビは前年並みで、アカガレイ・ニギスは前年を下回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) マダラは5トン水揚げされました。11月上旬から1月中旬までの累計は316トンで、前年(188トン)および過去5年平均(200トン)を上回りました。ベニズワイガニ・カワハギ・スルメイカは前年を上回りました。
まき網 マアジ・サバを中心とした水揚げでした。
底びき網・ごち網 ズワイガニは11トン水揚げされました。11月上旬から1月中旬までの累計は157トンで、前年(159トン)並みとなり、過去5年平均(201トン)を下回りました。アマエビは前年並みで、アカガレイ・ニギスは前年を下回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) マダラは5トン水揚げされました。11月上旬から1月中旬までの累計は316トンで、前年(188トン)および過去5年平均(200トン)を上回りました。ベニズワイガニ・カワハギ・スルメイカは前年を上回りました。
2016年1月15日金曜日
スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2015年10月~11月)
日本海に分布するスルメイカの多くは秋に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産総合研究センター日本海区水産研究所は、孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計72点で調査が行われました。
調査点当たりの稚仔採集個体数は0.64尾であり、前年(1.49尾)および過去5年平均(1.04尾)を下回りました。採集個体数は、2000年代後半以降、減少する傾向にあり、資源量の多かった2000年代前半の半分以下になっていることから、今後の資源動向に十分注意する必要があります。
調査点当たりの稚仔採集個体数は0.64尾であり、前年(1.49尾)および過去5年平均(1.04尾)を下回りました。採集個体数は、2000年代後半以降、減少する傾向にあり、資源量の多かった2000年代前半の半分以下になっていることから、今後の資源動向に十分注意する必要があります。
地先水温のまとめ (期間:2015年1月~12月)
加賀市橋立港、志賀町赤住地先、能登町宇出津港、七尾市石崎港の昨年の月別平均水温と平年差は以下のとおりでした。水温の高低はその発生頻度で評価しており、2年に1回程度のものを「平年並み」、4年に1回程度のものを「やや~」、10年に1回程度のものを「かなり~」としています。
冬季(1~3月) 全体の平均水温は10.56℃、平年差は+0.68℃であり、「やや高め」でした。志賀町地先のみ1~3月のいずれも「平年並み」でした。
春季(4~6月) 全体の平均水温は17.07℃、平年差は+0.71℃であり、「やや高め」でした。4月はいずれの定点でも「平年並み」でしたが、5~6月には全体的に「かなり高め」で推移しました。
夏季(7~9月) 全体の平均水温は25.04℃、平年差は-0.53℃であり、「平年並み」でした。9月に水温が低く、石崎港以外で「やや低め」となりました。
秋季(10~12月) 全体の平均水温は17.35℃、平年差は+0.33℃であり、「平年並み」でした。10月にはどの定点も「やや低め」~「平年並み」でしたが、12月には「かなり高め」となる定点もありました。
冬季(1~3月) 全体の平均水温は10.56℃、平年差は+0.68℃であり、「やや高め」でした。志賀町地先のみ1~3月のいずれも「平年並み」でした。
春季(4~6月) 全体の平均水温は17.07℃、平年差は+0.71℃であり、「やや高め」でした。4月はいずれの定点でも「平年並み」でしたが、5~6月には全体的に「かなり高め」で推移しました。
夏季(7~9月) 全体の平均水温は25.04℃、平年差は-0.53℃であり、「平年並み」でした。9月に水温が低く、石崎港以外で「やや低め」となりました。
秋季(10~12月) 全体の平均水温は17.35℃、平年差は+0.33℃であり、「平年並み」でした。10月にはどの定点も「やや低め」~「平年並み」でしたが、12月には「かなり高め」となる定点もありました。
石川県周辺海域の海面水温 (期間:1月8日~12日)
沿岸の海面水温 1月12日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は13~14℃台であり、過去5年平均との差は+1.0~+1.5℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は13.6~14.3℃で、12月下旬から約1.2℃低下しました。前年同時期との差は+0.3~+0.8℃、過去3年平均との差は+0.5~+1.1℃でした。
港内の水温 今期の水温は12.3~14.1℃で、前年同時期との差は+0.6~+1.9℃、過去3年平均との差は+0.9~+2.8℃でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は13.6~14.3℃で、12月下旬から約1.2℃低下しました。前年同時期との差は+0.3~+0.8℃、過去3年平均との差は+0.5~+1.1℃でした。
港内の水温 今期の水温は12.3~14.1℃で、前年同時期との差は+0.6~+1.9℃、過去3年平均との差は+0.9~+2.8℃でした。
石川県主要港の水揚状況 (期間:12月16日~31日)
定置網 カタクチイワシ・サバ・サワラ・サゴシ・ウルメイワシ・マイワシ・カマスは前年を上回り、マアジ・カワハギ・ソウダガツオは前年を下回りました。
まき網 ブリ・サバは前年を上回り、フクラギ・ガンドは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 クチボソガレイは前年を上回り、アマエビ・ズワイガニ・アカガレイ・マダラは前年並み、コウバコは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 マダラ・ベニズワイガニ・ガンド・スルメイカは前年を上回りました。
まき網 ブリ・サバは前年を上回り、フクラギ・ガンドは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 クチボソガレイは前年を上回り、アマエビ・ズワイガニ・アカガレイ・マダラは前年並み、コウバコは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 マダラ・ベニズワイガニ・ガンド・スルメイカは前年を上回りました。
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