沿岸の海面水温 2月24日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は11~12℃台で、過去5年平均との差は+1.0~+2.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.1~12.2℃で、2月上旬から約0.6℃低下しました。前年同時期との差は+0.4~+0.9℃、過去3年平均との差は+0.9~+2.6℃でした。
港内の水温 今期の水温は10.6~11.6℃で、前年同時期との差は-0.1~+1.3℃、過去3年平均との差は+1.1~+2.3℃でした。
2016年2月29日月曜日
底びき網の年間水揚量のまとめ (期間:2015年1月~12月)
2015年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・宇出津港)の沖合底びき網と小型底びき網による水揚げの概要は以下のとおりです。
水揚重量と水揚金額 2015年の水揚重量は4,866トンで、前年(4,735トン)の103%、過去10年平均(5,809トン)の84%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・マダラなどが多く、ハタハタ・ニギス・コウバコガニなどが少なくなりました。2015年の水揚金額は38.5億円であり、前年(34.1億円)の113%、過去10年平均(37.2億円)の103%でした。過去10年平均に比べて、ズワイガニ・コウバコガニ・アマエビ・マダラなどが多く、アカガレイ・ハタハタなどが少なくなりました。
出漁回数 2015年の延べ出漁回数は11,249回で、前年の105%、過去10年平均の93%でした。また、2015年の1回出漁当たりの水揚金額は34.2万円でした。1回出漁当たりの水揚金額は2008年以降、31.7万円程度で概ね横ばいで推移してきましたが、2015年は34.2万円とやや増加しました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする価格指数を計算したところ、2015年の指数は77.5で、前年(68.8)および過去10年平均(68.3)を上回りました。過去10年平均に比べて、ハタハタ・アマエビなどの単価は低下したものの、特にズワイガニ・コウバコガニの単価が大きく上昇し、全体の価格指数を引き上げました。
水揚重量と水揚金額 2015年の水揚重量は4,866トンで、前年(4,735トン)の103%、過去10年平均(5,809トン)の84%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・マダラなどが多く、ハタハタ・ニギス・コウバコガニなどが少なくなりました。2015年の水揚金額は38.5億円であり、前年(34.1億円)の113%、過去10年平均(37.2億円)の103%でした。過去10年平均に比べて、ズワイガニ・コウバコガニ・アマエビ・マダラなどが多く、アカガレイ・ハタハタなどが少なくなりました。
出漁回数 2015年の延べ出漁回数は11,249回で、前年の105%、過去10年平均の93%でした。また、2015年の1回出漁当たりの水揚金額は34.2万円でした。1回出漁当たりの水揚金額は2008年以降、31.7万円程度で概ね横ばいで推移してきましたが、2015年は34.2万円とやや増加しました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする価格指数を計算したところ、2015年の指数は77.5で、前年(68.8)および過去10年平均(68.3)を上回りました。過去10年平均に比べて、ハタハタ・アマエビなどの単価は低下したものの、特にズワイガニ・コウバコガニの単価が大きく上昇し、全体の価格指数を引き上げました。
石川県主要港の水揚状況 (期間:2月1日~15日)
定置網 カワハギ・マイワシ・ウルメイワシ・マアジは前年を上回り、サバは前年並み、スルメイカ・カタクチイワシ・マダラは前年を下回りました。
まき網 サバを中心とした水揚げでした。マアジは前年を上回りました。
底びき網・ごち網 アカガレイ・ニギス・アマエビ・ハタハタ・ズワイガニは前年を上回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) ガンドは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、マダラは前年を下回りました。
まき網 サバを中心とした水揚げでした。マアジは前年を上回りました。
底びき網・ごち網 アカガレイ・ニギス・アマエビ・ハタハタ・ズワイガニは前年を上回りました。
その他(刺し網・釣り・採介藻など) ガンドは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、マダラは前年を下回りました。
2016年2月16日火曜日
石川県周辺海域の水温 (期間:2月6日~10日)
沿岸の海面水温 2月10日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は11~12℃台であり、過去5年平均との差は±0.0~+1.5℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.7~12.7℃で、1月下旬から約0.7℃低下しました。前年同時期との差は-0.1~+0.6℃、過去3年平均との差は+0.5~+1.0℃でした。港内の水温 今期の水温は10.2~11.9℃で、前年同時期との差は+0.2~+0.7℃、過去3年平均との差は+0.5~+1.3℃ でした。
調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:1月13日~17日)
調査船白山丸は1月13~17日に金沢沖の水深375~450mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2008年から実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・目合16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、若齢エビの分布を調べています。
1曳網当たり採集尾数は413尾であり、2012年以降で最も少ない結果となりました。しかし、今回は荒天の合間をぬっての調査となり、海が大きくうねる中での操業であったために通常通りの曳網ができなかったこともあり、過小評価となった可能性があります。
1曳網当たり採集尾数は413尾であり、2012年以降で最も少ない結果となりました。しかし、今回は荒天の合間をぬっての調査となり、海が大きくうねる中での操業であったために通常通りの曳網ができなかったこともあり、過小評価となった可能性があります。
2014年生まれである頭胸甲長14mm前後の2歳エビは、1回の曳網当たり250尾採集されました。これは発生量の特に多かった2010年生まれに次いで、本調査の開始以来2番目に多い漁獲尾数でした。アマエビの県内漁獲量は、2012年以降増加傾向にありますが、特に2010年生まれが本格的に漁獲され始めた2014年からは大幅に増えており、2015年の県内漁獲量は968トンと過去20年間で最高でした。2014年生まれが本格的に漁獲対象となる2018年以降も好漁が見込まれ、現在の高い漁獲量が長期間維持されることが期待できます。
石川県主要港の水揚状況 (期間:1月16日~31日)
定置網 スルメイカは20トン水揚げされました。12月上旬から1月下旬までの累計は72トンで、前年(259トン)および過去5年平均(170トン)を下回りました。サバは前年を上回り、カワハギは前年並み、マアジ・カタクチイワシは前年を下回りました。
まき網 サバを中心とした水揚げでした。
底びき網・ごち網 アマエビ・アカガレイ・ズワイガニ・ニギスは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 マダラは10トン水揚げされました。11月上旬から1月下旬までの累計は325トンで、前年(259トン)および過去5年平均(264トン)を上回りました。スルメイカ・カワハギは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、アマエビは前年を下回りました。
まき網 サバを中心とした水揚げでした。
底びき網・ごち網 アマエビ・アカガレイ・ズワイガニ・ニギスは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 マダラは10トン水揚げされました。11月上旬から1月下旬までの累計は325トンで、前年(259トン)および過去5年平均(264トン)を上回りました。スルメイカ・カワハギは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、アマエビは前年を下回りました。
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