2016年2月29日月曜日

底びき網の年間水揚量のまとめ (期間:2015年1月~12月)

2015年の県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・宇出津港)の沖合底びき網と小型底びき網による水揚げの概要は以下のとおりです。

水揚重量と水揚金額 2015年の水揚重量は4,866トンで、前年(4,735トン)の103%、過去10年平均(5,809トン)の84%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・マダラなどが多く、ハタハタ・ニギス・コウバコガニなどが少なくなりました。2015年の水揚金額は38.5億円であり、前年(34.1億円)の113%、過去10年平均(37.2億円)の103%でした。過去10年平均に比べて、ズワイガニ・コウバコガニ・アマエビ・マダラなどが多く、アカガレイ・ハタハタなどが少なくなりました。
出漁回数 2015年の延べ出漁回数は11,249回で、前年の105%、過去10年平均の93%でした。また、2015年の1回出漁当たりの水揚金額は34.2万円でした。1回出漁当たりの水揚金額は2008年以降、31.7万円程度で概ね横ばいで推移してきましたが、2015年は34.2万円とやや増加しました。
産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする価格指数を計算したところ、2015年の指数は77.5で、前年(68.8)および過去10年平均(68.3)を上回りました。過去10年平均に比べて、ハタハタ・アマエビなどの単価は低下したものの、特にズワイガニ・コウバコガニの単価が大きく上昇し、全体の価格指数を引き上げました。

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