2016年7月29日金曜日

大型クラゲ情報 (期間:7月13日~25日)

国立研究開発法人水産研究・教育機構が7月13日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが7月19・22・25日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。
日本海 対馬の定置網では6月28日の初確認以降、引き続き入網が確認されています。なお、現状では漁業被害が発生する量ではありません。7月16日には福井県南越前町の定置網において傘径100cmの大型クラゲ3個体の入網がありました。
対馬海峡 広島大学は7月11日に博多・釜山間の国際フェリーで目視調査を行い、対馬海峡東水道中央部で2個体、西水道釜山沖で790個体の大型クラゲを視認しました。傘径は20~60cm、西水道における平均密度は0.072個体/100m2であり、日本沿岸水域で比較的出現の多かった2007年の最大値(0.088個体/100m2)とほぼ同程度でした。
以上の結果から、現時点の対馬海峡西水道における大型クラゲの分布水準は前年同時期を上回っていると判断され、今年の先端群は東進・北上が早い可能性があります。

石川県内では、6月28日に加賀市の定置網に傘径40cmの大型クラゲ1個体の入網がありました(水産総合センター調べ)。石川県周辺海域でも引き続き注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

0 件のコメント:

コメントを投稿