2016年9月15日木曜日

調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:8月23日~25日)

調査船白山丸は8月23~25日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。本調査は2007年から冬期と夏期の年に2回実施しており、縦150cm×横220cmの金属枠に長さ10m・目合16節の袋網を付けた漁具を30分間曳網し、来年以降の漁獲に関わる若齢エビの分布を調べています。

2015年生まれである1歳エビは、1回の曳網当たり53尾採集されました。

2014年生まれである2歳エビは、1回の曳網当たり430尾採集され、2010年生まれに次いで2番目に高い水準でした。2014年生まれは、去年の夏期調査でも高水準であり、資源が多いことは確実と思われます。アマエビの県内漁獲量は、2012年から増加が続いており、今年は7月時点で、昨年と同程度の水揚げとなっています。2014年生まれが本格的に漁獲対象となる2018年以降も、引き続き好漁が見込まれます。

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