2016年10月14日金曜日

カマスの漁況の見通し (予報期間:10月~12月)

石川県の定置網では9月に入ってカマス(アカカマス)の水揚げが徐々に増えています。9月の水揚量は25.0トンであり、前年(49.8トン)および過去5年平均(46.6トン)を下回って推移しています。

夏・秋期の沿岸水温が高く、そして初漁期の水揚量が多いほど、10~12月の水揚量は多くなる傾向がみられます。これらの関係に基づき、8~10月の能登沖と宇出津港内の表面水温および9月の水揚量から、定置網による10~12月の水揚量を予測することができます。今期の水揚量は485トン程度と推定され、前年(667トン)を下回り、過去5年平均(297トン)を上回ると予想されます。

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