国立研究開発法人水産研究・教育機構と般社団法人漁業情報サービスセンターが10月24日までに発表した大型クラゲに関する情報、および水産総合センターが確認した情報は次のとおりです。
① 東シナ海 10月13~17日に水産研究・教育機構が陽光丸を用いて行った東シナ海における目視調査では大型クラゲは確認されませんでした。
② 対馬海峡 10月18日に水産研究・教育機構が行った博多・釜山間の国際フェリーでの目視調査では大型クラゲは確認されませんでした。
③ 日本海(石川県は別記) 富山県では9月30日に入善沖の底びき網で、10月4日に魚津沖の定置網で1個体ずつ入網が確認されました。山陰から北部日本海および岩手県北部の広範囲で入網が続いておりますが、山陰を中心に活力が落ちた個体やへい死した個体の入網が増加しています。
④ 石川県 加賀海域の底びき網では1曳網当たり数個体の入網が続いていますが、能登半島外浦沿岸での入網は定置網を含めて減少傾向にあります。また、水産研究・教育機構の東シナ海と対馬海峡での調査結果等から新たな来遊は少ないと考えられますが、富山県での入網もありましたので、内浦海域でも十分ご注意ください。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの確認情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
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