2017年8月30日水曜日

調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:7月29日~8月2日)

■ 調査船白山丸は7月29日~8月2日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、来年以降に漁獲対象となる小型エビ(若齢エビ)の分布を調べています。
■ 1歳エビ(2016年生まれ)は、1回の曳網当たり150尾採集されました。
■ 来年以降に漁獲対象となる3歳エビ(2014年生まれ)は、1回の曳網当たり434尾採集され、調査開始以来最も高い値でした。この2014年生まれは2015年の夏期調査から高い分布量を維持しているため、卓越年級群であると考えられます。
■ アマエビの県内水揚量は、2015年以降高水準を維持しています。この水揚げを主に支えてきた2010年生まれに代わって、2014年生まれが漁獲対象サイズまで成長するので、今後も高水準の水揚げが継続するものと考えられます。

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