2018年5月30日水曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:5月18日~22日)

沿岸の海面水温 5月22日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は16~17℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は15.6~16.7℃で、5月上旬から約1.3℃上昇しました。前年同時期との差は-0.4~-0.7℃、過去3年平均との差は-0.1~-0.6℃でした。

港内の水温 今期の水温は15.9~17.7℃で、前年同時期との差は-0.8~-2.5℃、過去3年平均との差は-0.3~-2.5℃でした。

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~21日)

小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは漁期中盤にさしかかっていますが、漁模様は低調に推移しています。

5月1日から21日の県内水揚量は77トンであり、前年(400トン)および過去5年平均(534トン)を大きく下回っています。銘柄別の箱数割合をみると、30尾入りと40尾以上入りが全体の63%を占めており、前年(94%)および過去5年平均(76%)よりも割合が低く、前年および過去5年平均よりも小型個体の割合が少なくなっています。

5月上中旬の延べ入港隻数と水揚量を集計したところ、今年の入港隻数は441隻で、昨年(795隻)および過去5年平均(1,010隻)を下回っています。また、入港1隻当たりの水揚量を求めたところ、今年は151kgであり、前年(420kg)および過去5年平均(493kg)を下回っています。従って、今年はスルメイカの来遊量が少なく、このため出漁も少なくなっているものと考えられます。5月23日現在、漁場は金沢沖と輪島沖にあり、佐渡以北では漁場は形成されていない模様です。

石川県主要港の水揚状況 (期間:5月1日~15日)

定置網 マイワシ・フグ類は前年を上回り、マアジ・ガンド・サバは前年並み、ブリ・フクラギ・コゾクラは前年を下回りました。マダイは20トン水揚げされました。4月前半から5月前半までの累計は43トンで、前年(71トン)および過去5年平均(76トン)を下回りました。
まき網 マイワシ・ウルメイワシは前年を上回り、サバ・マアジは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 フグ類は前年を上回り、アカガレイ・ハタハタは前年並み、ニギスは前年を下回りました。アマエビは39トン水揚げされました。3月前半から5月前半までの累計は159トンで、前年(158トン)並みでした。
刺網・釣り・その他 ヤナギバチメは前年並み、ベニズワイガニは前年を下回りました。

2018年5月16日水曜日

石川県周辺海域の海面水温 (期間:5月5日~9日)

沿岸の海面水温 5月9日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は14~15℃台で、過去5年平均との差は±0.0℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は14.1~15.8℃で、4月下旬から約2.1℃上昇しました。過去3年平均との差は-0.8~+0.5℃でした。

港内の水温 今期の水温は14.4~16.3℃で、前年同時期との差はー1.2~+0.3℃、過去3年平均との差はー1.6~+0.1℃でした。

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~13日)

県沿岸では今月から県外小型いか釣り漁船の操業が始まりました。5月1~13日の県内のスルメイカ水揚量は18トンであり、前年同時期(54トン)および過去5年平均(183トン)を大きく下回っており、水揚げは本格化していません。主な漁場は西海・門前沖であるため、西海と門前への水揚げが大部分を占めており、金沢への水揚げはわずかです。

銘柄(1箱当たりの入り尾数)別箱数割合をみると、30尾入りが全体の54%を占めており、前年および過去5年平均に比べて魚体
は大きめです。

石川県主要港の水揚状況 (期間:4月16日~30日)

定置網 フグ類・マアジ・カワハギ・サバは前年を上回り、ブリ・マダイは前年並み、スルメイカは前年を下回りました。マイワシは宇出津・七尾地区を中心に1,885トン水揚げされました。2月前半から4月後半の累計は14,153トンで、前年(7トン)および過去5年平均(3,066トン)を上回りました。まき網 サバ・マイワシを中心に水揚げされました。

底びき網・ごち網 アマエビ・ハタハタは前年を上回り、ニギス・アカガレイは前年並み、マダラは前年を下回りました。フグ類は西海・輪島を中心に216トン水揚げされました。2月前半から4月後半の累計は435トンで、過去5年平均(51トン)を上回りました。

刺網・釣り・その他 ヤナギバチメは輪島を中心に47トン水揚げされました。3月前半から4月後半までの累計は84トンで、前年(69トン)および過去5年平均(62トン)を上回りました。ブリ・イワガキ・マイワシは前年を上回り、ベニズワイガニ・アマエビは前年並みでした。