2018年漁期(昨年11月~今年3月)の底びき網漁船による県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)へのズワイガニの水揚状況は以下のとおりでした。
2018年漁期の雄ガニ(加能ガニ)の水揚量は185トンで、前年(196トン)の94%、過去5年平均(222トン)の83%でした。2011年漁期以降、雄ガニの水揚量は減少傾向にあります。2018年漁期の雌ガニ(香箱)の水揚量は105トンで、前年(108トン)の97%、過去5年平均(158トン)の67%でした。今漁期は出漁隻数が少なく、水揚量は低水準となりました。
2018年漁期の雄ガニのキログラム単価は4,838円で、前年(4,755円)並みで過去5年平均(4,411円)を上回りました。雌ガニの単価は2,878円で、前年(2,614円)および過去5年平均(1,997円)を上回りました。2015年以降雄ガニおよび雌ガニの単価はともに高水準で推移しています。総水揚金額(12.0億円)は前年(12.2億円)および過去5年平均(12.7億円)並みでした。
本県の底びき網漁業者は資源を保護するために雌ガニの漁期短縮やミズガニの禁漁など資源管理に積極的に取り組んでいます。ズワイガニはおおむね7~8歳以降に漁獲対象になるため、資源保護の効果が出るまでには時間がかかりますが、引き続き資源管理への協力をお願いします。
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