調査船白山丸は6月20日から27日に能登半島沖~大和堆周辺海域(日本海中央部)の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0.0~6.1尾でした。全調査点の平均CPUEは1.9尾と極めて低く、前年(12.8尾)および過去5年平均(23.6尾)を下回りました。従って、今年6月の日本海中央部におけるスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を大幅に下回っていたと判断できます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は13.2cmであり、前年(19.5cm)および過去5年平均(20.4cm)に比べて魚体が小さく、例年、比較的多く漁獲される外套長20cm前後の個体はほとんど分布していませんでした。
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