2019年7月26日金曜日

大型クラゲ情報 (期間:7月5日~17日)

国立研究開発法人水産研究・教育機構が7月9・10日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが7月8~18日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。

日本海 7月16・17日に山口県の定置網で1,000個体(傘径50cm)を超える入網がありました。また、7月13・16日に島根県の定置網で200~400個体(傘径50~60cm)の入網がありました。なお、長崎県の定置網では日間差・地域差の大きいものの、入網(1~500個体/日)が続いています。

東シナ海 7月2・3日に上海・大阪間の国際フェリーによる目視調査では、上海沖と済州島南沖から壱岐南沖全域で集群が目撃されました。上海沖では傘径は20~50cm、最大密度は1.42個体/100m2でした。済州島南沖から壱岐南沖全域では傘径は20~80cm、最大密度は2.33個体/100m2でした。

黄海 7月6~8日にピョンテク(韓国)・連雲間(中国)の国際フェリーで行われた目視調査では、黄海中央部で小規模な群が目撃されました。傘径は20~50cm、最大密度は0.012~0.015個体/100m2でした。

対馬海峡 7月7日に国際フェリーで行われた目視調査では、対馬海峡東水道で303個体、西水道で31個体目撃され、傘径は30~80cmでした。

山口県の定置網では1,000個体を超える大型クラゲの入網となっています。今年は九州沿岸から本州沿岸を北上する経路をとると予想されることから、石川県でも注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

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