国立研究開発法人水産研究・教育機構が8月21日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが8月1~22日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。
日本海 8月11日に石川県の定置網で4個体(傘径50㎝)、8月19日~21日に福井県の定置網で1~3個体(傘径30~60㎝)入網がありました。西側の長崎県、山口県、島根県等の定置網では大量出現となっていませんが入網が続いています。また、8月10・11日に大和堆付近で操業する底びき網で、1~5個体(傘径60~100㎝)の入網がありました。
東シナ海 7月30~31日に行われた上海・大阪間の国際フェリーによる目視調査では、大型クラゲは目撃されませんでした。
対馬海峡 8月20日に行われた国際フェリーによる目視調査では、対馬海峡東水道で2個体、西水道で4個体(7月23日:それぞれ193個体、514個体)と個体数が減少しました。傘径は30~80㎝でした。
東シナ海、対馬海峡からの流入量は減少しましたが、九州から山陰では入網が続いています。また、台風の通過で海況が大きく変わると出現量が増える場合もあるので、石川県でも注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
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