調査船白山丸は8月3日から9日に隠岐諸島沖から大和堆周辺海域(日本海中央部)でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は2.3~43.6尾、平均CPUEは21.7尾でした。今年5月と6月に東経136度以西の沖合で白山丸が行ったイカ釣り調査では、平均CPUEは5月には3.4尾、6月には2.1尾と極めて低く、沖合ではスルメイカの来遊が少ない状況が続いていました。8月に実施した本調査の平均CPUEは比較的高かったことから、沖合への来遊が増えてきたと考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は20.0cmであり、前年(20.5cm)および過去5年平均(21.6cm)に比べて魚体は小さめでした。
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