調査船白山丸は1月16~18日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁獲対象になる小型エビ(若齢エビ)の資源量を調べています。
2歳エビ(2018年生まれ)は1曳網当たり292尾採集されました。この採集尾数は資源量が多かった2010年生まれには及ばないものの、近年の豊漁を支えている2014年生まれよりも多く、2018年生まれは卓越年級群である可能性が高いと考えられます。
今年のアマエビの県内漁獲量は、豊漁であった2015年よりは減少したものの、高水準を維持しています。近年の高水準の漁獲は卓越年級群である2014年生まれに支えられており、今後も継続すると考えられます。
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