石川県では、季節を代表する水産物を「石川の四季のさかな」とし、春の魚としてサヨリを選定しています。サヨリは主に2隻の船で網を曳く船びき網により漁獲され、主漁期は3~5月です。
県内主要港の3~5月の船びき網等によるサヨリの水揚量は、1998年には163トンありましたが、その後減少し、2010年以降は10~30トン程度で推移しています。この長期的な水揚量の減少の主な理由としては、操業隻数の減少があげられます。一方、近年の水揚量の変動と沿岸水温(宇出津港内の水温)との関係を調べたところ、前年の4月中旬~下旬の沿岸水温が低いほど、3~5月の水揚量が多い傾向がみられました。
昨年4月中旬~下旬の宇出津港の平均水温は12.5℃でした。この値を水温と水揚量の関係式に当てはめると、今年3~5月の主要港の船びき網等による水揚量は17.4トンと推定され、前年(17.2トン)並みで過去5年平均(19.4トン)を下回ると予想されます。
県内主要港の3~5月の船びき網等によるサヨリの水揚量は、1998年には163トンありましたが、その後減少し、2010年以降は10~30トン程度で推移しています。この長期的な水揚量の減少の主な理由としては、操業隻数の減少があげられます。一方、近年の水揚量の変動と沿岸水温(宇出津港内の水温)との関係を調べたところ、前年の4月中旬~下旬の沿岸水温が低いほど、3~5月の水揚量が多い傾向がみられました。
昨年4月中旬~下旬の宇出津港の平均水温は12.5℃でした。この値を水温と水揚量の関係式に当てはめると、今年3~5月の主要港の船びき網等による水揚量は17.4トンと推定され、前年(17.2トン)並みで過去5年平均(19.4トン)を下回ると予想されます。
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