2020年3月27日金曜日

ズワイガニ漁のまとめ (期間:2019年11月~2020年3月)


2019年漁期(昨年11月~今年3月)の底びき網漁船による県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)へのズワイガニの水揚状況は以下のとおりでした。

2019年漁期の雄ガニ(加能ガニ)の水揚量は177トンで、前年(197トン)の90%、過去5年平均(210トン)の84%でした。2011年漁期以降、雄ガニの水揚量は減少傾向にあります。2019年漁期の雌ガニ(香箱)の水揚量は83トンで、前年(105トン)の79%、過去5年平均(142トン)の58%でした。今漁期は出漁隻数が少なく、水揚量は低水準となりました。

2019年漁期の雄ガニのキログラム単価は5,047円で、前年(4,734円)および過去5年平均(4,649円)を上回りました。雌ガニの単価は3,400円で、前年(2,878円)および過去5年平均(2,228円)を上回りました。2015年以降雄ガニおよび雌ガニの単価はともに高水準で推移しています。2019年漁期の総水揚金額(11.8億円)は前年(12.4億円)および過去5年平均(12.7億円)をやや下回りました。

ズワイガニはおおむね7~8歳以降に漁獲対象になるため、資源保護の効果が出るまでには時間がかかりますが、引き続き資源管理への協力をお願いします。

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