■ 小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは終わりをむかえています。5~7月の県内水揚量は4,323トンで、前年(2,854トン)および過去5年平均(1,819トン)を上回りました。漁海況情報449号では、5~7月の水揚量は前年および過去5年平均を下回ると予想しましたが、予想を上回る水揚げになりました。
■ 銘柄別にみると、20尾入りと25尾入りの割合は48%で、過去5年平均(40%)よりも高くなりました。魚体サイズは漁期前半は30~40尾入が多く小さかったものの、期間全体では過去5年平均を上回りました。
■ 延べ入港隻数を集計したところ、5~7月の入港隻数は5,924隻であり、過去5年平均(3,977隻)を上回り、前年(5,935隻)並みとなりました。
例年、6月下旬以降、漁場が新潟県以北に移り、本県沿岸で操業する漁船が少なくなりますが、今年は前年と同様に漁場の北上が遅く、前年並みに入港隻数が多くなりました。さらに、今年は入港1隻当たりの水揚量も多かったことから、期間全体の水揚量を大きく押し上げました。
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