■ 調査船白山丸は8月4~6日に金沢沖の水深400~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクア
カエビ)の分布量調査を行いました。この調査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁獲対象となる小型エビ(若齢エビ)の資源状況を調べています。
■ 今回の調査では2018年生まれの2歳エビが1曳網当たり282尾採集されました。この2歳エビの採集尾数は2010年生まれほど多くはないものの、今年の冬期調査、本調査と連続して比較的多いことから、今後も良好な漁獲加入が続くものと考えられます。
■ 今年(1月~7月)のアマエビの県内水揚量は526トンであり、前年から100トン程度減少しました。水揚量減少の主な要因は時化で出漁日数が8割程度に減少したためで、1回出漁当たりの水揚量は過去5年平均並みであり、アマエビの分布量は高水準を維持していると考えられます。
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