調査船白山丸は10月13日から20日に日本海中央部(大和堆周辺)から渡島半島(北海道)西沖の海域でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0.0~30.0尾で、秋田県沖および渡島半島西沖ではほとんど漁獲されませんでしたが、日本海中央部では比較的多く漁獲されました。日本海中央部の平均CPUEは18.2尾であり、前年同時期(11.7尾)および過去5年平均(13.9尾)を上回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年10月の日本海中央部のスルメイカの分布量は前年同時期および過去5年平均を上回っていると考えられます。本調査のスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は22.4cmであり、前年(20.3cm)を上回りましたが、過去5年平均(22.8cm)はやや下回りました。なお、今年度の白山丸によるスルメイカ漁場調査は今航海で終了となります。
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