2021年6月1日火曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:5月11日~15日)

 ■ 調査船白山丸は5月11日~15日に能登半島沿岸から日本海沖合(大和堆含む)でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、大和堆南西付近(北緯38度9分・東経133度39分、北緯38度37分・東経133度54分)の操業点で33.6尾~45.9尾と高く、これらの海域にスルメイカが多く分布していました。<br>

■ 本調査における北緯38度以北の日本海沖合では、平均CPUEは19.9尾であり、前年同時期平

均(9.8尾)および過去5年の同時期平均(13.8尾)を上回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年5月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を上回っていると考えられます。<br>

■ 本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は18.7cmであり、魚体は前年(17.6cm)および過去5年平均(17.5cm)よりやや大きめでした。<br>


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