■ 調査船白山丸は8月4日から6日に能登半島沿岸、日本海中央部、渡島半島西沖でイカ釣り操業を行いました。今回は台風9号から変わった温帯低気圧の影響で3回しか操業できませんでした。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は日本海中央部で19.0尾と比較的高く、この海域にスルメイカがやや多く分布していました。一方、能登半島沿岸と渡島半島西沖では、CPUEは0.3~0.4尾と低く、スルメイカはあまり分布していませんでした。今回、日本海中央部での操業は1回のみであり、スルメイカの分布状況について、平年との比較はできませんでした。日本海中央部で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は23.5cmであり、前年(19.5cm)および過去5年平均(20.8cm)より大きめでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿