2022年4月1日金曜日

ズワイガニ漁のまとめ (期間:2021年11月~2022年3月)

 ■ 2021年漁期(昨年11月~今年3月)の底びき網漁船による県内主要港(橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)へのズワイガニの水揚状況は以下のとおりでした。

■ 雄ガニ(加能ガニ)の水揚量は127トンで、前年(157トン)の81%、過去5年平均(185トン)の69%でした。2021年漁期の雌ガニ(香箱)の水揚量は83トンで、前年(80トン)の103%、過去5年平均(104トン)の80%でした。

■ 出漁隻日あたりの水揚量は、雄ガニが100キロで、過去5年平均(113キロ)の89%、雌ガニが115キロで、過去5年平均(107キロ)の108%でした。出漁隻日あたりの水揚量は過去5年平均並みであり、雄ガニの水揚量の減少は荒天による出漁回数の減少が主な要因と考えます。

■ 雄ガニのキログラム単価は8,653円で、前年(5,766円)および過去5年平均(5,007円)を上回りました。雌ガニの単価は3,770円で、前年(4,034円)を下回り、過去5年平均(2,865円)を上回りました。2015年以降、雄ガニおよび雌ガニの単価はともに高水準で推移しています。2021年漁期の総水揚金額(14.1億円)は前年(12.3億円)および過去5年平均(12.2億円)を上回りました。

■ 本県の底びき網漁業者は持続的な水揚げに向け、雌ガニの漁期短縮や雄ガニ(ミズガニ)の禁漁など資源管理に積極的に取り組んでいます。




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