■ 調査船白山丸は5月23日~31日に能登半島沿岸から日本海沖合(大和堆南部)でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、大和堆南東付近(北緯38度34分・東経136度7分)の操業点で10.5尾とやや高かったのの、それ以外の操業点では0.3~3.9尾にとどまりました。
■ 本調査における北緯38度以北の日本海沖合では、平均CPUEは2.6尾であり、前年同時期平均(39.7尾)および過去5年の同時期平均(16.2尾)を下回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年5月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。
■ 本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は18.1cmであり、魚体サイズは前年(18.7cm)よりやや小さめで、過去5年平均(17.5cm)よりやや大きめでした。
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