■ ズワイガニ漁解禁(11月6日)から11月22日までの県内主要港における水揚量は、雄ガニ(加能ガニ):43.2トン(前年同期比96%、過去5年平均比81%)、雌ガニ(香箱ガニ):80.6トン(前年同比127%、過去5年平均比123%)でした。
■ 同期間における出漁隻日当たりの水揚量は、雄ガニ:135.4kg/隻日(前年同期比103%、過去5年平均比99%)、雌ガニ:252.6kg/隻日(前年同期比137%、過去5年平均比146%)でした。
■ ズワイガニ漁解禁(11月6日)から11月22日までの県内主要港における水揚量は、雄ガニ(加能ガニ):43.2トン(前年同期比96%、過去5年平均比81%)、雌ガニ(香箱ガニ):80.6トン(前年同比127%、過去5年平均比123%)でした。
■ 同期間における出漁隻日当たりの水揚量は、雄ガニ:135.4kg/隻日(前年同期比103%、過去5年平均比99%)、雌ガニ:252.6kg/隻日(前年同期比137%、過去5年平均比146%)でした。
■ 2022年10月18日発行の漁海況情報508号では、10~11月(盛漁期)のフクラギの水揚量の見通しをお知らせしました。今回は引き続き、12~3月(越冬期)の見通しをお知らせします。
■ 12~3月の水揚量は1月の能登半島北西沖の200m深水温が低いほど多い傾向がみられます。海況数値モデルによると、1月の能登半島北西沖の200m深水温は過去5年平均より高くなると予想されています。水温と水揚量の関係式から、12~3月の水揚量は135トンと見積もられ、前年(236トン)および過去5年平均(169トン)を下回ると予想されます。
■ 沿岸の海面水温 11月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は18~20℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+1.0℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 橋立、富来、小泊、小浦、鵜川、岸端の各沿岸の今期の水温は19.1~19.5℃で、11月上旬から約1.2℃低下しました。前年同時期との差は-0.2~+1.0℃、過去5年平均との差は-0.1~+1.1℃でした。
■ 港内の水温 橋立漁港、宇出津港、石崎漁港の各漁港の今期の水温は16.6~19.2℃で、前年同時期との差は-0.6~±0.0℃、過去5年平均との差は+0.2~+0.4℃でした。
■ 定置網 サバ・ブリ・ソウダガツオ・アオリイカは前年を上回り、サワラ・サゴシは前年並み、シイラ・マアジは前年を下回りました。
■ まき網 サバは前年並み、ガンドは前年を下回りました。
■ 底びき網・ごち網 コウバコ・ズワイガニ・アカガレイは前年を上回り、ニギス・アマエビは前年並みでした。
■ 刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・スルメイカは前年を上回り、ヤナギバチメは前年を下回りました。
■ 沿岸の海面水温 11月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は19~21℃台で、過去5年平均との差は-1.0~+1.0℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は20.1~20.8℃で、10月中旬から約1.6℃低下しました。前年同時期との差は-0.6~-0.3℃で、過去5年平均との差は+0.1~+0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は18.6~20.9℃で、前年同時期との差は-0.3~+1.1℃、過去5年平均との差は+0.1~+1.7℃でした。
■ 本県の寒ブリ漁は11月後半頃に始まり、12~1月に盛漁期を迎えます。県内主要10港の定置網による寒ブリ(11~3月に漁獲される体重4kg以上のブリ)の水揚量は来遊状況により大きく変動し、昨年漁期は過去10年平均を下回りました。
■ 寒ブリの水揚量は、2年前のガンド(2kg以上4kg未満のブリ)の年間水揚量が多く、また、南下期(12月)の富山湾の100m深水温が高く、佐渡島沖合の100m深水温が低いほど多くなる傾向にあり、その関係式から寒ブリの水揚量を予測することができます。
■ 2年前のガンドの水揚量は平年を下回っていました。海況数値モデルによると、今年12月の富山湾の100m深水温は平年並み、佐渡島沖合の100m深水温は平年より高くなると予想されています。これらの情報を前述の関係式にあてはめると、今期の寒ブリの水揚量は207トンと見積もられ、前年(233トン)並みで、過去10年平均(489トン)を下回ると予想されます。
■ 11月6日にズワイガニ漁が解禁されました。かなざわ総合市場および橋立港では初競りが行われ、多くの人で賑わいました。また、今年新たに設定された香箱ガニ(本県産のメスのズワイガニ)の最高級ブランド「輝姫(かがやきひめ)」に両市場合わせて20尾、昨年設定された加能ガニの最高級ブランド「輝」に橋立港で1尾が認定されました。
■ かなざわ総合市場と橋立港の初日の合計水揚量は、雄ガニ(加能ガニ) :12.0トン、雌ガニ(香箱ガニ) :29.1トンでした。雄ガニ、雌ガニともに前年(雄ガニ:11.2トン、雌ガニ:27.7トン)を上回りました。
■ 定置網 サバ・カマス・フクラギ・コゾクラは前年を上回り、ソウダガツオは前年並み、マアジ・サワラ・サゴシ・シイラは前年を下回りました。
■ まき網 サバ・ブリは前年を上回り、ガンド・マアジは前年を下回りました。
■ 底びき網・ごち網 アマエビ・ニギスは前年を上回りました。
■ 刺網・釣り・その他 スルメイカ・ヤナギバチメは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並みでした。