■ 日本海に分布するスルメイカは主に秋頃に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産研究・教育機構は孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによる採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計75点で調査が行われました。
■ 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.07尾と前年(0.34尾)および過去10年平均(0.57尾)を下回りました。採集個体数は資源量の多かった2000年代前半より低い水準に留まっていることから、今後も資源動向に注意する必要があります。
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