■ 調査船白山丸は2月6~10日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコクアカエビ)の分布量調査を行いました。この調査は、金属枠に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、漁獲したアマエビの量や大きさから、今後漁獲対象に成長する小型エビ(若齢エビ)の分布量を調べるもので、夏季と冬季の年2回実施しています。
■ 2歳(2021年生まれ)の1曳網当たりの採捕尾数は557尾(過去5年平均比398%)と多い結果でした。アマエビは4歳から漁獲の対象となりますので、同年級群が漁獲対象に成長する2025年以降に漁獲が上向くことが期待できる結果できます。
■ 3歳(2020年生まれ)の1曳網当たりの採捕尾数は107尾(過去5年平均比105%)でした。
■ 4歳(2019年生まれ)の1曳網当たりの採捕尾数は113尾(過去5年平均比160%)と多く、2023年に新たに漁獲対象となった個体は例年より多かったと推測されました。
■ 県内主要港における2022年のアマエビの水揚量は685トン(前年比97%・過去5年平均比83%)でした。
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