■ スルメイカの資源状況を調べるため、6月中旬~7月中旬に日本海側道県研究機関と水産研究・教育機構の調査船が共同でスルメイカ漁場一斉調査を行っています。
■ 石川県水産総合センターの調査船白山丸は6月12~18日に能登半島沖から日本海中央部の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0~1.91尾でした。全調査点の平均CPUEは0.43尾であり、前年(3.10尾)および過去5年平均(3.78尾)を下回りました。このことから、調査時点の能登半島沖から日本海中央部のスルメイカ分布量は低水準であったと考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は19.0cmで、魚体は前年(15.5cm)および過去5年平均(16.6cm)よりも大きめでした。
■ 7月下旬に水産研究・教育機構から漁場一斉調査の全体結果と8~12月の漁況の見通しをまとめた「日本海スルメイカ長期予報」が公表されます。本情報でもその概要をお知らせする予定です。