■ 水産総合センターでは、海洋環境の変化を把握するために本県周辺海域で水温観測を行っています。夏季(7~9月)の沿岸水温の長期変化と今夏の特徴は以下のとおりです。
■ 外浦側の橋立漁港(加賀市)と志賀町(赤住)地先、内浦側の宇出津港(能登町)と石崎漁港(七尾市)の夏季水温(深度1.5m)は2000年代以降、上昇する傾向にあり、今夏はいずれの調査点でも平年より2~3℃ほど高く、1980年代以降では過去最高を記録しました。
■ 七尾湾の北湾・西湾・南湾の代表観測点の夏季水温(水面から海底付近までの平均値)も2000年代以降、上昇する傾向にあり、今夏はいずれの湾でも過去最高となりました。
■ 水深の浅い沿岸や七尾湾の水温は気候の影響を特に受けやすく、今夏については記録的な猛暑により水温が大きく上昇したものと考えられます。
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