2024年8月29日木曜日

大型クラゲ情報 (期間:7月17日~8月21日)

■ 水産研究・教育機構と漁業情報サービスセンターが8月21日までに発表した情報、並びに石川県水産総合センターが調査で得た情報は以下のとおりです。

日本海 8月以降、長崎県から北海道の広範囲で大型クラゲが出現しています。1網当たりの入網が多かった情報をみると、定置網では、長崎県(対馬)で8月10日に600個体(傘径:80~150cm)、島根県で8月19日に1,000個体(傘径不明)、京都府で8月18日に100個体(傘径:50~100cm)の入網が確認されました。石川県内では、橋立沖の定置網で断続的に入網しており、8月18日に70個体(傘径:100cm以上)が入網しました。また、8月18日から20日に金沢沖の水深200~300mの海域で実施した調査船白山丸による桁網調査でも1網当たり1~6個体(傘径:25~90cm)が入網しました。

対馬海峡 水産研究・教育機構が行ったフェリーによる博多・釜山間の目視調査では、7月17日に1,414個体(傘径:20~80cm)、7月30日に290個体(傘径:40~90cm)、8月20日に2個体(傘径:50cm)が確認されており、個体数は減少傾向にあります。

■ 本県以西で出現が続いていることから、本県の定置網では今後も入網が続くと考えられます。また、9月から始まる底びき網操業でも入網する可能性が高く、十分な注意が必要です。

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