・集計期間 : 平成20年漁期(平成20年9月〜21年8月)
・漁業種類 : 石川県内主要港の大型定置網漁業と小型定置網漁業
・集計対象港:橋立港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津
港・七尾地区
石川県内主要港における平成20年漁期の総漁獲量は15,036トンで、平年(過去10カ年の平均)の111%、前年の106%でした(図1)。
平成7年漁期以降の推移を見ると、まいわし資源の減少により平成12年漁期まで減少傾向にありましたが、その後はぶり・さわら・かたくちいわし等の好漁により増加傾向にあります。
2 水揚金額
水揚金額は45.4億円で、平年の112%、前年の105%でした(図1)。
水揚金額に占める割合が最も多いのは、ぶり類(ぶり・がんど・ふくらぎ)の32%、次いでさわらの16%で、いずれも好漁となったことから、全体でも平年をやや上回りました。
年間延べ出漁日数は17,846日で、平年の90%、前年の98%でした(図2)。
操業隻数の減少が続いていることから、平成7年漁期の77%程度の水準となっています。
県内産地価格(定置網漁業)の推移について、平成7年漁期を100とした産地物価指数で見ると、平成20年漁期は74で前年並みでした(図3)。平成18年漁期以降、横這いで推移していますが、景気は平成19年漁期から後退期に入っており、産地価格への影響が懸念されます。
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