スルメイカの資源状況を調べるため、現在、日本海側道県研究機関と国立研究開発法人水産総合研究センターの試験船が共同してスルメイカ漁場一斉調査を行っています。石川県水産総合センターの調査船白山丸は6月15日から22日に能登半島沖~大和堆周辺海域の定点でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は大和堆のやや南寄りで30.7~67.9尾と高く、この海域にスルメイカが多く分布していました。全調査点の平均CPUEは24.1尾であり、前年(37.2尾)を下回り、過去5年平均(26.1尾)並みでした。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は20.6cmであり、魚体は前年(22.0cm)および過去5年平均(21.1cm)より小さめでした。なお、7月下旬に水産総合研究センターから漁場一斉調査の全体結果と8~12月の漁況の見通しをまとめた「日本海スルメイカ長期予報」が公表されます。本情報でもその概要をお知らせする予定です。
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