沿岸の海面水温 8月25日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は26~27℃台で、過去5年平均との差は-0.5~±0.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は25.6~26.8℃で、8月中旬から約0.2℃低下しました。前年同時期との差は-0.6~+1.4℃、過去3年平均との差は-2.5~-0.1℃でした。
港内の水温 今期の水温は26.8~28.0℃で、前年同時期との差は+0.1~+0.8℃、過去3年平均との差は-1.6~-1.0℃でした。
2015年8月28日金曜日
調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:8月18日~23日)
調査船白山丸は8月18日から23日に日本海中央部(能登半島北方沖合~大和堆周辺海域)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は大和堆周辺海域で14.9~30.5尾と比較的高く、この海域にスルメイカがやや多く分布していました。全調査点の平均CPUEは17.4尾であり、前年同時期平均(14.4尾)をやや上回り、過去5年同時期平均(36.3尾)を下回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年8月の日本海中央部のスルメイカの分布量は過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は21.7cmであり、魚体は前年(22.3cm)および過去5年平均(22.4cm)より小さめでした。
七尾湾情報のページの紹介
石川県水産総合センターでは、七尾湾での観測の結果をまとめた「七尾湾情報」のページを開設しました。「水温・クロロフィル等情報」と「貧酸素情報」があり、「水温・クロロフィル等情報」は毎月1回、「貧酸素情報」は夏から秋に適宜情報提供いたします。URLは下記のとおりです。
七尾湾情報 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suisan/center/sigenbu_files/nanaobay.html
七尾湾情報 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suisan/center/sigenbu_files/nanaobay.html
石川県主要港の水揚状況 (期間:8月1日~15日)
定置網 サワラ・サゴシは西海を中心に120トン水揚げされました。6月上旬から8月中旬までの累計は659トンであり、前年(145トン)および過去5年平均(150トン)を上回りました。フクラギ・マアジ・マイワシは前年を上回りました。
まき網 ガンド・フクラギ・ブリは前年を上回りました。
底びき網・ごち網 沖合底びき網のアマエビは前年を上回りました。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・ハタハタは前年を上回り、サザエは前年を下回りました。
小型いか釣り 例年よりも漁期が長くつづいており、西海を中心に水揚げがありました。
まき網 ガンド・フクラギ・ブリは前年を上回りました。
底びき網・ごち網 沖合底びき網のアマエビは前年を上回りました。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・ハタハタは前年を上回り、サザエは前年を下回りました。
小型いか釣り 例年よりも漁期が長くつづいており、西海を中心に水揚げがありました。
2015年8月25日火曜日
急潮情報(台風15号)
■本日6時45分の気象庁気象情報によれば、台風15号は、日本海に入り26日03時には隠岐諸島北西沖合に達する見込みです。また、同時刻において、中心気圧975hPa、中心付近の最大風速30m/sと予想されています。
■上記予想の進路と勢力であれば、本県沿岸海域において1ノット以上の急潮が発生する確率は低いと予想されます。
■しかしながら、台風進路が現予想よりも東(能登半島寄り)に大きく動いた場合、急潮の発生確率は急激に上昇します。
■今後の気象情報・急潮情報等に十分注意して、被害防止のため、いつでも急潮対策が取れるよう準備をお願いします。
■上記予想の進路と勢力であれば、本県沿岸海域において1ノット以上の急潮が発生する確率は低いと予想されます。
■しかしながら、台風進路が現予想よりも東(能登半島寄り)に大きく動いた場合、急潮の発生確率は急激に上昇します。
■今後の気象情報・急潮情報等に十分注意して、被害防止のため、いつでも急潮対策が取れるよう準備をお願いします。
2015年8月14日金曜日
石川県周辺海域の水温 (期間:8月6日~10日)
沿岸の海面水温 8月10日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は25~26℃台で、過去5年平均との差は-1.5~―0.5℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は25.0~28.2℃で、7月下旬から約1.8℃上昇しました。前年同時期との差は-2.2~+1.5℃、過去3年平均との差は-2.1~+1.0℃でした。
港内の水温 今期の水温は28.1~29.9℃で、前年同時期との差は+1.0~+2.4℃、過去3年平均との差は-0.1~+0.8℃でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は25.0~28.2℃で、7月下旬から約1.8℃上昇しました。前年同時期との差は-2.2~+1.5℃、過去3年平均との差は-2.1~+1.0℃でした。
港内の水温 今期の水温は28.1~29.9℃で、前年同時期との差は+1.0~+2.4℃、過去3年平均との差は-0.1~+0.8℃でした。
大型クラゲ情報 (期間:7月17日~24日)
国立研究開発法人水産総合研究センターが8月3日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。
日本海 7月31日現在、対馬海峡を除く日本沿岸での出現は確認されていません。
対馬海峡 広島大学は7月22日に博多・釜山間の国際フェリーで目視調査を行い、対馬海峡西水道で4個体の大型クラゲを視認しました。対馬海峡西水道の分布密度は0.0003個体/100m2であり、前年同期(0.0003個体/100m2)と同じでした。
東シナ海 水産総合研究センターの調査船陽光丸は7月17~20日に東シナ海で目視調査を行い、東シナ海西部(上海沖)で大型クラゲの分布を確認しました。東シナ海西部の分布密度は0.004個体/100m2であり、前年同時期(0.001個体/100m2)を上回りました。
黄海 広島大学は7月22~24日に下関・青島間の国際フェリーで目視調査を行い、黄海南部から青島沖で大型クラゲの分布を視認しました。黄海全域の分布密度は0.36個体/100m2であり、前年同時期(0.0005個体/100m2)を上回りました。大型クラゲが大量出現しなかった2008・2010・2011・2014年の分布密度(0.1個体/100m2未満)を上回っています。
以上の結果から、大型クラゲの分布水準は前年同時期を上回っていると判断されます。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
日本海 7月31日現在、対馬海峡を除く日本沿岸での出現は確認されていません。
対馬海峡 広島大学は7月22日に博多・釜山間の国際フェリーで目視調査を行い、対馬海峡西水道で4個体の大型クラゲを視認しました。対馬海峡西水道の分布密度は0.0003個体/100m2であり、前年同期(0.0003個体/100m2)と同じでした。
東シナ海 水産総合研究センターの調査船陽光丸は7月17~20日に東シナ海で目視調査を行い、東シナ海西部(上海沖)で大型クラゲの分布を確認しました。東シナ海西部の分布密度は0.004個体/100m2であり、前年同時期(0.001個体/100m2)を上回りました。
黄海 広島大学は7月22~24日に下関・青島間の国際フェリーで目視調査を行い、黄海南部から青島沖で大型クラゲの分布を視認しました。黄海全域の分布密度は0.36個体/100m2であり、前年同時期(0.0005個体/100m2)を上回りました。大型クラゲが大量出現しなかった2008・2010・2011・2014年の分布密度(0.1個体/100m2未満)を上回っています。
以上の結果から、大型クラゲの分布水準は前年同時期を上回っていると判断されます。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
石川県主要港の水揚状況 (期間:7月16日~31日)
定置網 フクラギは203トン水揚げされました。4月上旬から7月下旬までの累計は1686トンであり、前年(1437トン)および過去5年平均(564トン)を上回りました。サワラ・サゴシ・マイワシは前年を上回り、マアジは前年並みでした。
まき網 マイワシは西海を中心に1455トン水揚げされました。5月上旬から7月下旬までの累計は7758トンで、前年(1705トン)および過去5年平均(2084トン)を上回りました。ブリ・フクラギ・ウルメイワシは前年を上回りました。
底びき網・ごち網 沖合底びき網のアマエビは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他・小型いか釣り ベニズワイガニ・スルメイカは前年を上回り、サザエは前年並みでした。
まき網 マイワシは西海を中心に1455トン水揚げされました。5月上旬から7月下旬までの累計は7758トンで、前年(1705トン)および過去5年平均(2084トン)を上回りました。ブリ・フクラギ・ウルメイワシは前年を上回りました。
底びき網・ごち網 沖合底びき網のアマエビは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他・小型いか釣り ベニズワイガニ・スルメイカは前年を上回り、サザエは前年並みでした。
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