沿岸の海面水温 10月26日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は19~20℃台で、過去5年平均との差は-2.0~-0.5℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は18.3~21.2℃で、10月中旬から約1.9℃低下しました。前年同時期との差は-2.3~-0.1℃、過去3年平均との差は-2.1~+0.4℃でした。
港内の水温 今期の水温は19.0~21.3℃で、前年同時期との差は-0.9~+0.1℃、過去3年平均との差は-0.7~+0.4℃でした。
2017年10月31日火曜日
調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:10月17日~21日)
調査船白山丸は10月17日から21日に日本海中央部(大和堆北東付近)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は3.5~19.4尾でした。本調査の平均CPUEは12.0尾であり、前年同時期平均(15.0尾)および過去5年同時期平均(15.2尾)をやや下回りました。定点調査ではないため厳密に比較できませんが、今年10月の日本海中央部のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均をやや下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は23.5cmであり、魚体は前年(22.4cm)および過去5年平均(23.1cm)より大きめでした。
石川県主要港の水揚状況 (期間:10月1日~15日)
定置網 シイラ・アオリイカは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・マアジは前年並み、サワラ・サゴシ・サバは前年を下回りました。カマスは85トン水揚げされました。9月前半から10月前半までの累計は137トンで、前年(44トン)および過去5年平均(75トン)を上回りました。
まき網 ガンドは前年並み、ブリは前年を下回りました。サバは117トン水揚げされました。8月前半から10月前半までの累計は520トンで、前年(105トン)を上回り、過去5年平均(514トン)並みでした。
底びき網・ごち網 ハタハタは前年を上回り、アマエビ・マダラ・アカガレイは前年並みでした。ニギスは60トン水揚げされました。9月前半から10月前半までの累計は156トンで、前年(206トン)を下回り、過去5年平均(157トン)並みでした。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・カワハギ・メッキダイは前年を上回り、ヤナギバチメは前年を下回りました。
まき網 ガンドは前年並み、ブリは前年を下回りました。サバは117トン水揚げされました。8月前半から10月前半までの累計は520トンで、前年(105トン)を上回り、過去5年平均(514トン)並みでした。
底びき網・ごち網 ハタハタは前年を上回り、アマエビ・マダラ・アカガレイは前年並みでした。ニギスは60トン水揚げされました。9月前半から10月前半までの累計は156トンで、前年(206トン)を下回り、過去5年平均(157トン)並みでした。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・カワハギ・メッキダイは前年を上回り、ヤナギバチメは前年を下回りました。
2017年10月20日金曜日
急潮情報2017-5-1
■本日15時50分気象庁発表の台風情報によれば、15時現在、フィリピンの東に位置する超大型で強い台風21号は、その後勢力を維持しながら北上し、23日に本州に上陸すると予想されています。
■能登半島への最接近に伴い、23日午前中には沖合で20m/sを超える北寄りの風による大時化が予想されています。また、強風と同時刻に外浦海域で1ノット強、内浦海域で1ノット弱の急潮が発生することが見込まれます。
■台風21号は、進路・勢力とも平成21年の台風18号によく似ており、この台風により小型定置網を中心に被害が発生しました。急潮だけではなく波浪による被害にも十分注意が必要となります。
■今後の気象情報・急潮情報等に注意するとともに、漁具の点検・管理に努め、必要に応じて適切な急潮対策が講じられるよう準備をお願いします。
2017年10月13日金曜日
石川県周辺海域の水温 (期間:10月6日~10日)
沿岸の海面水温 10月10日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は22℃台で、過去5年平均との差は-0.5℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は22.3~23.2℃で、9月下旬から約1.3℃低下しました。前年同時期との差は-0.2~+0.5℃、過去3年平均との差は-0.1~+1.7℃でした。
港内の水温 今期の水温は21.5~23.1℃で、前年同時期との差は-2.0~+0.2℃、過去3年平均との差は-0.6~+1.0℃でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は22.3~23.2℃で、9月下旬から約1.3℃低下しました。前年同時期との差は-0.2~+0.5℃、過去3年平均との差は-0.1~+1.7℃でした。
港内の水温 今期の水温は21.5~23.1℃で、前年同時期との差は-2.0~+0.2℃、過去3年平均との差は-0.6~+1.0℃でした。
フクラギの漁況の見通し (予報期間:10月~来年3月)
■ 今年生まれたブリの幼魚(0歳魚)は、本県では7月頃からボウズ(アオコ)やコゾクラ(ツバス)と呼ばれるサイズで定置網に入網し始め、10月にはフクラギと呼ばれるサイズにまで成長します。今年7~9月の主要10港定置網による水揚量は260トン(速報値)であり、平年(過去10年平均:303トン)並みで推移しています。
■ 盛漁期(10~11月)の水揚量は11月の富山湾における50m深水温が高いほど多く、越冬期(12~3月)の水揚量は1月における能登半島北西沖の50m深水温が低いほど多くなる関係がそれぞれみられます。この関係と今期の水温予測値(※)から、10~来年3月の水揚量は、合計452トン程度と見積もられました。今後の海況により変動はあるものの、今期のフクラギ・コゾクラ漁獲量は前年(480トン)並みで、平年(過去10年平均:568トン)をやや下回ると予想されます。
※日本海区水産研究所・拡張版日本海海況予測システム(JADE2)より
■ 盛漁期(10~11月)の水揚量は11月の富山湾における50m深水温が高いほど多く、越冬期(12~3月)の水揚量は1月における能登半島北西沖の50m深水温が低いほど多くなる関係がそれぞれみられます。この関係と今期の水温予測値(※)から、10~来年3月の水揚量は、合計452トン程度と見積もられました。今後の海況により変動はあるものの、今期のフクラギ・コゾクラ漁獲量は前年(480トン)並みで、平年(過去10年平均:568トン)をやや下回ると予想されます。
※日本海区水産研究所・拡張版日本海海況予測システム(JADE2)より
カマスの漁況の見通し (予報期間:10月~12月)
■ 石川県の定置網では9月に入ってカマス(アカカマス)の水揚げが徐々に増えています。9月の水揚量は82トン(速報値)であり、前年(25トン)および過去5年平均(41トン)を上回っています。
■ 8~9月の宇出津港内の水温および9月の水揚量から、定置網による10~12月の水揚量を予測することができます。今期の水揚量は568トン程度と見積もられ、前年(145トン)および過去5年平均(301トン)を上回ると予想されます。
■ 8~9月の宇出津港内の水温および9月の水揚量から、定置網による10~12月の水揚量を予測することができます。今期の水揚量は568トン程度と見積もられ、前年(145トン)および過去5年平均(301トン)を上回ると予想されます。
石川県主要港の水揚状況 (期間:9月16日~30日)
定置網 フクラギ・コゾクラ・カマスは前年を上回り、マアジは前年並み、サワラ・サゴシは前年を下回りました。
まき網 ガンド・サバは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・ブリは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 ハタハタは前年を上回り、ニギス・アマエビ・マダラは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・サザエは前年を下回りました。
まき網 ガンド・サバは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・ブリは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 ハタハタは前年を上回り、ニギス・アマエビ・マダラは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・サザエは前年を下回りました。
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