■ 水産研究教育機構および漁業情報サービスセンターが9月13日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。
日本海 長崎県から山形県の定置網および底びき網で大型クラゲの入網が確認されています。なかでも、福井県では1日当たりの入網個体数が100個体(傘径20~100cm)を超える日が続いており、9月7日には800個体(傘径30~60cm)の入網が見られました。また、9月2日には新潟県の定置網で1個体(傘径25㎝)、9月6日には山形県の底びき網で1個体(傘径100cm)、9月13日には富山県の定置網で1個体(傘径40㎝)の入網が今季初確認されました。
石川県内 8月27日に輪島地区の定置網で3個体(小型)が入網し、今季初確認となりました。その後、加賀地区から輪島地区の定置網と底びき網で数個体~数百個体(傘径50cm以下~100cm)の入網が続いています。9月3日には、加賀地区の定置網で400個体(傘径100cm)の入網が見られました。
対馬海峡 水産研究教育機構は、博多・対馬間フェリーによる大型クラゲの目視調査を行っており、8月31日~9月1日に行った調査では9個体(傘径60~80cm)、9月11日の調査では1個体(傘径60㎝)が確認されました。
その他 広島大学が隠岐汽船フェリーを利用して松江・西郷間で目視調査を行っており、8月31日の調査では107個体、9月12日の調査では73個体が確認されました。
■ 本県では、今後しばらく入網が続く可能性がありますので、十分注意して下さい。石川県水産総合センターでは、大型クラゲの出現情報を収集しています。県内で大型クラゲを見つけたときは当センターにお知らせください。