■ 沿岸の海面水温 12月19日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は14~16℃台であり、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は15.8~16.2℃で、12月上旬から約1.1℃低下しました。前年同時期との差は-0.2~-0.1℃、過去5年平均との差は+0.3~+0.5℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は13.9~16.4℃で、前年同時期との差は+0.6~+3.3℃、過去5年平均との差は+0.5~+2.3℃でした。
■ 沿岸の海面水温 12月19日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は14~16℃台であり、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は15.8~16.2℃で、12月上旬から約1.1℃低下しました。前年同時期との差は-0.2~-0.1℃、過去5年平均との差は+0.3~+0.5℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は13.9~16.4℃で、前年同時期との差は+0.6~+3.3℃、過去5年平均との差は+0.5~+2.3℃でした。
■ 定置網 シイラは前年を上回り、マアジ、サバは前年並み、ソウダガツオ、アオリイカ、サワラ・サゴシ、ブリ、フクラギ・コゾクラは前年を下回りました。ブリは13トン水揚げされ、11月からの累計は27トンで、前年(178トン)および過去5年平均(143トン)を下回りました。フクラギ・コゾクラは9トン水揚げされました。10月からの累計は78トンで、前年(257トン)および過去5年平均(283トン)を下回りました。サワラ・サゴシは21トン水揚げされました。9月からの累計は293トンで、前年(942トン)および過去5年平均(844トン)を下回りました。
■ まき網 マアジは前年を上回りました。
■ 底びき網・ごち網 コウバコは前年を上回り、ズワイガニ、アカガレイは前年並み、アマエビは前年を下回りました。ズワイガニは20トン、コウバコは10トン水揚げされました。解禁日からの累計はズワイガニが74トン、コウバコが78トンで、ズワイガニは前年(93トン)および過去5年平均(98トン)を下回り、コウバコは前年(74トン)並みで、過去5年平均(92トン)を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 マダラ、ベニズワイガニ、ガンドは前年を上回り、スルメイカは前年を下回りました。マダラは輪島を中心に50トン水揚げされました。11月からの累計は125トンで、前年(116トン)並みで、過去5年平均(144トン)を下回りました。
■ 定置網 シイラ・サバ・カタクチイワシ・ソウダガツオ・ガンドは前年を上回り、マアジ・アオリイカは前年並み、サワラ・サゴシ、フクラギ・コゾクラは前年を下回りました。シイラは108トン水揚げされました。7~11月の合計は602トンで、前年(418トン)および過去5年平均(345トン)を上回りました。
■ まき網 マアジ・ガンドは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ、ブリは前年を下回りました。
■ 底びき網・ごち網 コウバコ・ニギスは前年を上回り、ズワイガニ・アカガレイは前年並み、アマエビは前年を下回りました。ニギスは14トン水揚げされました。9~11月の合計は231トンで、前年(151トン)および過去5年平均(205トン)を上回りました。
■ 刺網・釣り・その他 マダラは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並みでした。
■ 沿岸の海面水温 12月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は16~17℃台であり、過去5年平均との差は-1.0~+1.0℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は16.5~17.4℃で、11月中旬から約1.9℃低下しました。前年同時期との差は-0.9~+0.3℃、過去5年平均との差は-0.2~+0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は14.3~17.1℃で、前年同時期との差は-0.2~+1.6℃、過去5年平均との差は―0.1~+1.2℃でした。
■ スルメイカには秋生まれ群と冬生まれ群があり、冬に定置網で漁獲されるスルメイカは主に冬生まれ群です。定置網による水揚量は年変動が大きく、これには水温と資源量が関係しています。
■ 過去19年間の1~3月の水揚量と1月の50m深水温の関係を調べたところ、能登半島北沖と秋田県西沖の平均水温が低いほど、水揚量が多い傾向がみられました。海況数値モデル(水産研究・教育機構)によると、来年1月の能登・秋田県沖の50m深平均水温は過去5年平均並みになると予測されています。また、冬生まれ群の資源量は近年減少しており、今年の資源量は前年および過去5年平均を下回っています。
■ この水温と資源量に基づいて、来年1~3月の定置網による水揚量を予測したところ、346トンと見積もられました。今期の定置網による水揚量は前年実績(517トン)を下回るものの、過去5年平均実績(350トン)並みになると予想されます。
■ 定置網 シイラ、マアジ、サバ、ソウダガツオは前年を上回り、サワラ・サゴシ、カマス、アオリイカ、フクラギ・コゾクラは前年を下回りました。
■ まき網 ガンドは前年を上回り、サバは前年並みでした。
■ 底びき網・ごち網 ニギス、アマエビは前年を上回り、コウバコは前年並み、ズワイガニ、アカガレイは前年を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 ヤナギバチメは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、スルメイカは前年を下回りました。
■ 11月6日にズワイガニ漁が解禁されました。県内主要港の解禁から24日までの水揚量は雄ガニ(加能ガニ):44.0トン、雌ガニ(香箱):63.1トンでした。
■ 水揚量の前年同期比は雄ガニ:75%、雌ガニ:107%であり、雄ガニでは前年を下回り、雌ガニでは前年並みとなりました。過去5年平均比は雄ガニ:69%、雌ガニ:90%であり、雄ガニでは過去5年平均を下回り、雌ガニでは過去5年平均並みでした。
■ 出漁隻日あたりの水揚量の前年同期比は雄ガニ:87%、雌ガニ:125%であり、雄ガニでは前年を下回り、雌ガニでは前年を上回りました。過去5年平均比は雄ガニ:90%、雌ガニ:118%であり、雄ガニでは過去5年平均並み、雌ガニでは過去5年平均を上回りました。過去20年の推移を見ると、近年の隻日あたり水揚量は、雄ガニ・雌ガニともに安定しています。
■ 2021年10月20日発行の漁海況情報484号では、10~11月(盛漁期)のフクラギの水揚量の見通しをお知らせしました。今回は引き続き、12~3月(越冬期の見通しをお知らせします。
■ 12~3月の水揚量は1月の能登半島北西沖の200m深水温が低いほど多い傾向がみられます。海況数値モデルによると、1月の能登半島北西沖の200m深水温は過去5年平均より低くなると予想されています。水温と水揚量の関係式から、12~3月の水揚量は312トンと見積もられ、前年(62トン)および過去5年平均(148トン)を上回ると予想されます。
■ 沿岸の海面水温 11月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は17~19℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 橋立、富来、小泊、小浦、鵜川、岸端の各沿岸の今期の水温は18.5~19.3℃で、11月上旬から約1.9℃低下しました。前年同時期との差は-0.3~+0.3℃、過去5年平均との差は+0.2~+0.5℃でした。
■ 港内の水温 橋立漁港、宇出津港、石崎漁港の各漁港の今期の水温は17.2~19.3℃で、前年同時期との差は-0.3~+0.2℃、過去5年平均との差は+0.7~+1.1℃でした。