2012年9月4日火曜日

平成24年度大型クラゲ情報 第3号


 漁業情報サービスセンターが8月30日現在で集計した、最近2週間の1日あたりの入網、目視数の分布を上図に示しました。

・8月中旬以降対馬および隠岐周辺で出現量が増加するとともに、九州西方の底曳漁場でも大型クラゲの出現が認められています。
・8月30日現在では、主な分布域の東端は鳥取県沖付近にありますが、8月29日に京都府伊根の定置で1個体の入網が確認されているほか、8月31日には猿山西方沖15kmで本県まき網船が1個体の入網を確認しました。なお、白山丸は8月20日に能登半島の北390kmの沖合で1個体を視認しています。

 8月30日に独立行政法人水産総合研究センターがとりまとめた大型クラゲの移動予測に関する情報は以下のとおりです。

・黄海~東シナ海で出現している大型クラゲは、9月上旬以降、対馬海峡西水道に加えて東水道からも日本海に流入する可能性が示されました。一方、8月下旬に黄海中央部~西部で確認された大型クラゲについては、今後引き続き黄海内部に滞留する可能性が示されました。

※今後、本県沿岸で大型クラゲの出現量の増加が見込まれます。引き続き今後の大型クラゲ情報にご注意ください。

石川県内の大型クラゲ出現状況(速報値)

底びき網漁の解禁に伴い、加賀沖で操業した4隻の漁船から大型クラゲの入網報告がありました(下図)。最大で曳網あたり10個体の入網が報告されています。


石川県主要港の水揚げ状況(8月11日~20日)

・定置網

 シイラ・マサバは前年を上回り、コゾクラ・マアジは前年並みでした。
・まき網
 マイワシ・ウルメイワシは、富来港主体に好漁が続きました。フクラギ・マサバは富来港・輪島港主体に前年を上回りました。
・その他(刺し網・釣り・採介藻など)
 サザエは前年並み、ハツメ(あからばちめ)・マダコ・ウマヅラハギ(かわはぎ)は前年を上回りました。


沿岸観測ブイの水温(8月25日~29日の平均)

・沿岸観測ブイの水温(水深10m)
8月25日~29日の平均水温は27.6℃~29.2℃で、8月中旬に比べ1.4℃上昇しました。過去3年平均に比べ、いずれの観測点も高めとなりました。



・港内水温(水深1.5m)

8月25日~29日の平均水温は29.5℃~32.1℃で、8月中旬に比べ約1.9℃上昇しました。過去3年平均に比べ、いずれの観測点もかなり高めで、石崎港と宇出津港では過去30年間で最も高い値を記録しました。

石崎港内の水温は、8月上旬以降、過去3年平均を上回って推移しており、8月下旬は平均に比べ3℃以上高めとなっています。