2015年6月12日金曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:6月4日~8日)

沿岸の海面水温 6月8日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は18.5~19.5℃程度であり、過去5年平均との差は+0.5~+1.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温 今期の水温は17.7~19.2℃で、5月下旬から約1.5℃上昇しました。前年同時期との差は-0.1~+1.5℃、過去3年平均との差は-0.2~+1.1℃でした。
港内の水温 今期の水温は18.7~20.5℃で、前年同時期との差は-2.7~-0.5℃、過去3年平均との差は-2.3~-0.1℃でした。

小型いか釣りのスルメイカ水揚状況 (期間:5月1日~6月5日)

小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは中盤になっています。漁期開始の5月上旬には比較的水揚量が多く、順調な滑り出しでしたが、中旬以降水揚げが伸び悩んでいます。

5月1日から6月5日の県内水揚量は868トンであり、不漁であった2011年を上回っているものの前年(1,433トン)および過去5年平均(1,245トン)を下回っています。銘柄別の箱数割合をみると、30尾入りと25尾入りが大部分を占め、20尾入りも例年より多く、前年および過去5年平均に比べて魚体は大きめです。現在、漁場の主体は西海・門前沖と輪島・珠洲沖にあり、一部、佐渡沖でも漁場が形成されている模様です。

4月28日発表の漁海況情報329号では、5月中旬の水温条件が比較的良好(能登半島北東沖と佐渡北沖の水温差が大きい)と見込まれたことから、5~7月の水揚量は過去5年平均をやや上回ると予想しました。しかし、5月中旬の水温条件はあまり良好でなかったことから、水揚量は過去5年平均を下回るものと予想されます。

石川県主要港の水揚状況 (期間:5月16日~31日)

定置網 マダイは輪島を中心に52.5トン水揚げされました。3月上旬からの累計は176トンであり、前年(106トン)および過去5年平均(132トン)を上回っています。マアジ・マイワシ・ブリは前年を上回り、フクラギ・その他フグ類・ガンドは前年並み、サバは前年を下回りました。
まき網 マイワシ主体の水揚げでした。
底びき網・ごち網 アマエビは91.3トン水揚げされました。3月上旬からの累計は310トンで、前年(199トン)および過去5年平均(155トン)を上回っています。ニギス・ハタハタ・マダラは前年を上回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など) ガンドは前年を上回り、ベニズワイガニ・イワガキは前年並み、ヤナギバチメは前年を下回りました。

2015年5月29日金曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:5月15日~21日)

調査船白山丸は5月15日から21日に能登半島沖~日本海中央部(大和堆南方海域)でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、北緯38度29分・東経134度32分の操業点で54.4尾、北緯38度22分・東経134度15分の操業点で26.6尾と高く、これらの海域にスルメイカが多く分布していました。本調査の平均CPUEは24.3尾であり、前年同時期平均(24.3尾)と同等で、過去5年の同時期平均(18.6尾)をやや上回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年5月の日本海沖合のスルメイカの分布量は前年並みで、過去5年平均をやや上回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は19.0cmであり、前年(19.2cm)並みで、過去5年平均(18.1cm)よりも大きめでした。