2021年8月7日土曜日

急潮情報(台風9号)2021-Ⅱ


8月7日15時の気象庁気象情報によれば、台風9号は与那国島の北約110㎞に位置し、東北東へ進んでいます。今後は東シナ海を北東へ進み、9日(月)15時には日本海に達し能登沖を通過する見込みです(下図)。

予報どおりに進んだ場合には、加賀~輪島沖の海上では、9日夜から10日昼頃に西南西~南南西風が12~25m/sまで強まり、波高は4~7m程度まで高まる予想です。

これに伴い、加賀海域から外浦沿岸部では、南西風の強まりとともに1~1.5ノットの強い下り潮が発生すると見込まれます。

内浦海域では、10日夕方から11日未明にかけて1~1.5ノットの強い上り潮が発生すると見込まれます。

今後の気象情報に十分注意するとともに、必要に応じて網抜き等の急潮対策をとるようお願いします。


2021年8月2日月曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:7月16日~20日)

 ■ 沿岸の海面水温 7月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は24~26℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+1.5℃程度でした。


■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は24.4~24.8℃で、7月上旬から約2.4℃上昇しました。過去5年平均との差は±0.0~+0.9℃でした。
 

■ 港内の水温 今期の水温は24.5~29.9℃で、過去5年平均と

の差は+0.1~+4.1℃でした。

日本海スルメイカ長期予報 (予報期間:8月~12月)

 ■ 一斉調査 6月中旬から7月上旬に、水産研究教育機構、並びに本県を含む北海道から鳥取県の7道県の調査船が日本海の68定点でイカ釣り一斉調査を行い、スルメイカの分布や魚体サイズ(外套長)を調べました。水産研究教育機構が今後の見通しを以下のとおり発表しました。


■ 来遊調査 全調査点の釣機1台1時間当たりの釣獲尾数(CPUE)の平均値が来遊量の指標になります。今年の平均CPUEは5.43尾であり、前年(14.32尾)および過去5年平均(10.98尾)を下回りました。このことから、今年の日本海全体の来遊量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。


■ 分布状況 CPUEは大和堆から北東に外れた沖合で高かったものの、それ以外の調査点では低く、漁獲がない操業点もありました。近年のCPUE分布は、広く分布が見られた以前とは異なっており、スルメイカの分布・回遊は変化しているものと考えられます。


■ 魚体サイズ 魚体サイズは18cmから19㎝の個体が多く、今年の魚体サイズは過去5年平均並みでした。
 

■ 太平洋側からの来遊 太平洋側に分布するスルメイカは10月以降、宗谷海峡および津軽海峡を経由して日本海に来遊するため、太平洋側の分布状況は10月以降の日本海の漁況に影響します。太平洋スルメイカ長期漁況予報によると、8~9月の来遊量は道東太平洋海域、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域の全域で前年を下回ると予想されています。

 


 

大型クラゲ情報 (期間:7月8日~7月26日)

 ■ 水産研究教育機構と漁業情報サービスセンターが7月26日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。

日本海     長崎県(主に対馬)の定置網では、7月8日以降も大型クラゲの入網が続いています。入網個体数は、1日当たり100~300個体(傘径20~100cm)程度ですが、500~1000個体が入網することもあります。山口県の定置網では、1日当たり1~2個体(傘径30cm)の入網が確認されています。
対馬海峡  水産研究教育機構が7月20~21日に行ったフェリーによる目視調査では、博多・対馬間で大型クラゲが目視により26個体(傘径50~150cm)確認されました。


■ この他、韓国国立水産科学院の情報によると、大型クラゲが韓国東岸を中心に高密度で出現しています。このことから、対馬海峡西水道から日本海に大量に来遊していると考えられ、今後の状況に注意が必要です。