2014年8月29日金曜日
調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:8月20日~28日)
調査船白山丸は8月20日から28日に大和堆の東から北東寄りの海域でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は、7.1~26.1尾と低めでした。本調査の平均CPUEは14.4尾であり、前年の同時期平均(42.4尾)および過去5年間の同時期平均(58.3尾)を下回りました。定点調査でないため厳密には比較できませんが、今期の大和堆付近のスルメイカの分布量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は22.3cmであり、前年(22.7cm)および過去5年平均(22.6cm)と同程度でした。
大型クラゲ情報 (期間:8月20日~25日)
一般社団法人漁業情報サービスセンターがまとめた大型クラゲの出現状況は以下のとおりです。
8月19日に対馬沖でまき網探索船が傘径30cmの大型クラゲ2個体を発見しました。8月20日に対馬北東沖合で底びき網に傘径50cmのクラゲ2個体が入網しました。8月22日に山形県堅苔沢沖ではえ縄に傘径100cmのクラゲ2個体(うち1個体は目視)が掛かりました。
山形県沖で発見されたことから、石川県沖にも大型クラゲが来遊しているものと考えられます。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
8月19日に対馬沖でまき網探索船が傘径30cmの大型クラゲ2個体を発見しました。8月20日に対馬北東沖合で底びき網に傘径50cmのクラゲ2個体が入網しました。8月22日に山形県堅苔沢沖ではえ縄に傘径100cmのクラゲ2個体(うち1個体は目視)が掛かりました。
山形県沖で発見されたことから、石川県沖にも大型クラゲが来遊しているものと考えられます。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
石川県周辺海域の海面水温 (期間:8月22日~26日)
石川県主要港の水揚状況 (期間:8月1日~15日)
2014年8月12日火曜日
石川県周辺海域の水温 (期間:8月4日~8日)
大型クラゲ情報 (期間:7月12日~8月6日)
独立行政法人水産総合研究センターおよび一般社団法人漁業情報サービスセンターが収集した7月中旬から8月上旬の大型クラゲの出現状況は以下のとおりです。
漁船による確認情報 7月12日から16日に東シナ海で底びき網漁船により合計39個体(傘径:30~50cm)が目視されました。今期初めての漁船による確認情報です。8月6日には対馬沿岸(美津島町大船越)の定置網に傘径40cmの大型クラゲ1個体が入網しました。今期初めての定置網への入網です。
調査船等による確認情報 7月19日から29日に黄海および対馬海峡で国際フェリーによる目視調査が行われました。大型クラゲの分布密度は、黄海全域では0.0005個体/100m2、対馬海峡では0個体/100m2であり、前年同時期を下回りました。7月下旬に長崎県から山陰の沿岸で行われた調査船による目視・採捕調査では、大型クラゲの分布は確認されていません。
以上の結果から、大型クラゲの分布水準は前年同時期を下回っていると判断されます。石川県沿岸では、例年、8月下旬頃から大型クラゲが確認されるようになります。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
漁船による確認情報 7月12日から16日に東シナ海で底びき網漁船により合計39個体(傘径:30~50cm)が目視されました。今期初めての漁船による確認情報です。8月6日には対馬沿岸(美津島町大船越)の定置網に傘径40cmの大型クラゲ1個体が入網しました。今期初めての定置網への入網です。
調査船等による確認情報 7月19日から29日に黄海および対馬海峡で国際フェリーによる目視調査が行われました。大型クラゲの分布密度は、黄海全域では0.0005個体/100m2、対馬海峡では0個体/100m2であり、前年同時期を下回りました。7月下旬に長崎県から山陰の沿岸で行われた調査船による目視・採捕調査では、大型クラゲの分布は確認されていません。
以上の結果から、大型クラゲの分布水準は前年同時期を下回っていると判断されます。石川県沿岸では、例年、8月下旬頃から大型クラゲが確認されるようになります。大型クラゲの目視情報がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。
石川県主要港の水揚状況 (期間:7月16日~31日)
2014年8月8日金曜日
急潮情報(台風11号-3号)
■8月8日9時の気象庁情報によれば、強い勢力の台風11号は四国・中国地方を経由して11日朝には能登半島沖の日本海に達する予想です。能登半島沖での中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は 30m/s (60ノット)と予想されています。
■本県ではこれにともなって南西寄りの風が強まり、舳倉島では10日18時に南南西27m/秒が予想されています。
■予測される気象条件を基に、「急潮予測モデル」を用いて急潮が最も強まる時刻と流れを予測した最新の結果(8日正午現在)は以下のとおりです。
・外浦海域
8月10日夕方から11日早朝 0.6~1.4ノット 下り潮
・内浦海域北部(小木以北)
8月10日夕方から夜 1.0~2.0ノット 下り潮
8月11日朝から昼 1.6~2.4ノット 上り潮
・内浦海域南部(小木以南)
8月10日夜から11日未明 0.6~1.0ノット 下り潮
8月11日昼から夕方 1.8ノット 上り潮
■急潮情報台風11号-第2号と比較して、内浦海域南部の流れが強まる予測となりました。過去の同様な台風のケースでは、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播した事例がありますので、厳重な警戒が必要です。
■台風11号による時化と急潮に引き続き厳重に警戒してください。
■本県ではこれにともなって南西寄りの風が強まり、舳倉島では10日18時に南南西27m/秒が予想されています。
■予測される気象条件を基に、「急潮予測モデル」を用いて急潮が最も強まる時刻と流れを予測した最新の結果(8日正午現在)は以下のとおりです。
・外浦海域
8月10日夕方から11日早朝 0.6~1.4ノット 下り潮
・内浦海域北部(小木以北)
8月10日夕方から夜 1.0~2.0ノット 下り潮
8月11日朝から昼 1.6~2.4ノット 上り潮
・内浦海域南部(小木以南)
8月10日夜から11日未明 0.6~1.0ノット 下り潮
8月11日昼から夕方 1.8ノット 上り潮
■急潮情報台風11号-第2号と比較して、内浦海域南部の流れが強まる予測となりました。過去の同様な台風のケースでは、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播した事例がありますので、厳重な警戒が必要です。
■台風11号による時化と急潮に引き続き厳重に警戒してください。
急潮情報(台風11号-第2号)
■ 8月8日9時の気象庁情報によれば、強い勢力の台風11号は四国・中国地方を経由して11日朝には能登半島沖の日本海に達する予想です。能登半島沖での中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は 30m/s (60ノット)と予想されています。
■ 本県ではこれにともなって南西寄りの風が強まり、舳倉島では10日18時に南南西27m/秒が予想されています。
■ 予測される気象条件を基に、「急潮予測モデル」を用いて急潮が最も強まる時刻と流れを予測した結果は以下のとおりです。
・外浦海域
8月11日未明から早朝 0.6~1ノット 下り潮
・内浦海域北部(小木以北)
8月11日未明から早朝 0.9~1.8ノット 下り潮
8月11日昼過ぎから夜 1.3~2.2ノット 上り潮
・内浦海域南部(小木以南)
8月11日昼頃 0.5~0.8ノット 下り潮
8月11日夜遅く 0.7ノット 上り潮
■ モデル予想では内浦南部の流れが弱く予想されていますが、過去の同様な台風のケースでは、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播した事例がありますので、この地域でも厳重な警戒が必要です。
■ 台風11号による時化と急潮に引き続き厳重に警戒してください。
■ 本県ではこれにともなって南西寄りの風が強まり、舳倉島では10日18時に南南西27m/秒が予想されています。
■ 予測される気象条件を基に、「急潮予測モデル」を用いて急潮が最も強まる時刻と流れを予測した結果は以下のとおりです。
・外浦海域
8月11日未明から早朝 0.6~1ノット 下り潮
・内浦海域北部(小木以北)
8月11日未明から早朝 0.9~1.8ノット 下り潮
8月11日昼過ぎから夜 1.3~2.2ノット 上り潮
・内浦海域南部(小木以南)
8月11日昼頃 0.5~0.8ノット 下り潮
8月11日夜遅く 0.7ノット 上り潮
■ モデル予想では内浦南部の流れが弱く予想されていますが、過去の同様な台風のケースでは、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播した事例がありますので、この地域でも厳重な警戒が必要です。
■ 台風11号による時化と急潮に引き続き厳重に警戒してください。
2014年8月5日火曜日
急潮情報(台風11号)
■8月5日6時の気象庁情報によれば、非常に強い勢力の台風11号はゆっくりと北上を続け、10日未明には九州の南岸に達する予想です。南大東島近海 (北緯 26.5度 , 東経 130.7度)での中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は 45m/s (85ノット)と予想されています。
■台風は、九州に接近した後、日本海を北東進する可能性があります。
■台風11号の予想進路と勢力は、図に示す通り、平成16年8月の台風16号のケースと類似しています。台風16号は山陰から日本海沿岸部を北東進し、舳倉島では26m/秒の猛烈な南西風が観測されました。
■内浦の長手埼から大野木沖では、南西風が強まった時刻に0.7~1.4ノットの下り潮が発生しました。その後、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播しました。舳倉島で南西風が最も強まってから、各地で上り潮が最も強まるまでの時間差は、長手埼で5時間、小木で11時間、大野木で18.5時間でした。
■台風11号が日本海を進んだ場合、外浦地区では、台風の接近に伴う南西風の強まりとほぼ同時に、強い下り潮の発生が予想されます。内浦海域では、南西風のピークから数時間から約20時間遅れて、強い上り潮が発生すると予想されます。
■台風11号による時化と急潮に厳重な警戒が必要です。今後の気象情報に注意し、早めに網を撤去するなどの防災対策を実施してください。
■台風は、九州に接近した後、日本海を北東進する可能性があります。
■台風11号の予想進路と勢力は、図に示す通り、平成16年8月の台風16号のケースと類似しています。台風16号は山陰から日本海沿岸部を北東進し、舳倉島では26m/秒の猛烈な南西風が観測されました。
■内浦の長手埼から大野木沖では、南西風が強まった時刻に0.7~1.4ノットの下り潮が発生しました。その後、長手埼から大野木にかけて1.2~1.9ノットの非常に強い上り潮が岸を右手に見て伝播しました。舳倉島で南西風が最も強まってから、各地で上り潮が最も強まるまでの時間差は、長手埼で5時間、小木で11時間、大野木で18.5時間でした。
■台風11号が日本海を進んだ場合、外浦地区では、台風の接近に伴う南西風の強まりとほぼ同時に、強い下り潮の発生が予想されます。内浦海域では、南西風のピークから数時間から約20時間遅れて、強い上り潮が発生すると予想されます。
■台風11号による時化と急潮に厳重な警戒が必要です。今後の気象情報に注意し、早めに網を撤去するなどの防災対策を実施してください。
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