■ 沿岸の海面水温 3月20日の本県周辺(海岸線より30海里
程度)の海面水温は11℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+
0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.9~11.0℃で、3月
上旬から0.1℃低下しました。前年同時期との差は-0.2℃、過去
5年平均との差は+0.3~+0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は11.1~12.1℃で、前年同時期と
の差は-0.1~+0.4℃、過去5年平均との差は+0.2~+0.7℃
でした。
2021年3月30日火曜日
ズワイガニ漁のまとめ (期間:2020年11月~2021年3月)
■ 2020年漁期(昨年11月~今年3月)の
底びき網漁船による県内主要港(橋立港・
金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港)
へのズワイガニの水揚状況は以下のとおり
でした。
■ 2020年漁期の雄ガニ(加能ガニ)の水 揚量は157 トンで、前年( 178 トン) の 88%、過去5年平均(200トン)の79%でし た。2011年漁期以降、雄ガニの水揚量は 減少傾向にあります。2020年漁期の雌ガ ニ(香箱)の水揚量は80トンで、前年(83ト ン)の97%、過去5年平均(119トン)の 68%でした。今漁期は出漁隻日数が少なく 水揚量も少なくなりました。
■ 2020年漁期の雄ガニのキログラム単 価は5,766円で、前年(4,896円)および過 去5年平均(4,854円)を上回りました。雌 ガニの単価は4,034円で、前年(3,400円) および過去5年平均(2,619円)を上回りま した。2015年以降、雄ガニおよび雌ガニの 単価はともに高水準で推移しています。2020年漁期の総水揚金額(12.2億円)は前年(11.5億円) を上回り、過去5年平均(12.3億円)並みでした。
■ 本県の底びき網漁業者は資源を保護するために、雌ガニの漁期短縮や雄ガニ(ミズガニ)の禁漁 など資源管理に積極的に取り組んでいます。
■ 2020年漁期の雄ガニ(加能ガニ)の水 揚量は157 トンで、前年( 178 トン) の 88%、過去5年平均(200トン)の79%でし た。2011年漁期以降、雄ガニの水揚量は 減少傾向にあります。2020年漁期の雌ガ ニ(香箱)の水揚量は80トンで、前年(83ト ン)の97%、過去5年平均(119トン)の 68%でした。今漁期は出漁隻日数が少なく 水揚量も少なくなりました。
■ 2020年漁期の雄ガニのキログラム単 価は5,766円で、前年(4,896円)および過 去5年平均(4,854円)を上回りました。雌 ガニの単価は4,034円で、前年(3,400円) および過去5年平均(2,619円)を上回りま した。2015年以降、雄ガニおよび雌ガニの 単価はともに高水準で推移しています。2020年漁期の総水揚金額(12.2億円)は前年(11.5億円) を上回り、過去5年平均(12.3億円)並みでした。
■ 本県の底びき網漁業者は資源を保護するために、雌ガニの漁期短縮や雄ガニ(ミズガニ)の禁漁 など資源管理に積極的に取り組んでいます。
石川県主要港の水揚状況 (期間:3月1日~15日)
■ 定置網 マイワシ・スルメイカ・サバは前年を上回り、ブリは前年並み、カタクチイワシ・マアジは前年
を下回りました。カタクチイワシは54トン水揚げされました。12月から3月前半までの累計は1,676トン
で、前年(2,393トン)を下回り、過去5年平均(903トン)を上回りました。
■ まき網 サバ・マアジ主体の水揚げで、合計は前年を下回りました。
■ 底びき網・ごち網 ニギス・マダラ・アマエビ・ソウハチは前年を上回り、アカガレイ・フグ類・ハタハタ は前年並みでした。
■ 刺網・釣り・その他 フグ類は前年を上回り、ベニズワイガニ・フクラギ・コゾクラは前年並み、ガンド は前年を下回りました。
■ まき網 サバ・マアジ主体の水揚げで、合計は前年を下回りました。
■ 底びき網・ごち網 ニギス・マダラ・アマエビ・ソウハチは前年を上回り、アカガレイ・フグ類・ハタハタ は前年並みでした。
■ 刺網・釣り・その他 フグ類は前年を上回り、ベニズワイガニ・フクラギ・コゾクラは前年並み、ガンド は前年を下回りました。
2021年3月16日火曜日
石川県周辺海域の水温 (期間:3月1日~5日)
■ 沿岸の海面水温 3月5日の本県周辺(海岸線より30海里
程度)の海面水温は10~11℃台で、過去5年平均との差は±
0.0~+1.0℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.8~11.1℃で、1月 下旬から約0.2℃低下しました。前年同時期との差は-0.5℃~ -0.4℃、過去5年平均との差は+0.1~+0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は10.1~11.7℃で、前年同時期 との差は-0.5~+0.1℃、過去5年平均との差は+ 0.4~ +0.8℃でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は10.8~11.1℃で、1月 下旬から約0.2℃低下しました。前年同時期との差は-0.5℃~ -0.4℃、過去5年平均との差は+0.1~+0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は10.1~11.7℃で、前年同時期 との差は-0.5~+0.1℃、過去5年平均との差は+ 0.4~ +0.8℃でした。
調査船白山丸のアマエビ調査結果 (期間:1月16日~18日)
■ 調査船白山丸は1月16~18日に金沢沖の水深375~500mの海域でアマエビ(標準和名:ホッコク
アカエビ)の分布量調査を行いました。この調
査は冬期と夏期の年2回実施しており、金属枠
に袋網をつけた漁具を30分間曳網し、今後漁
獲対象になる小型エビ(若齢エビ)の資源量を
調べています。
■ 2歳エビ(2019年生まれ)は1曳網当たり 190尾採集されました。この採集尾数は資源量 が多かった2010年生まれには及ばないもの の、近年の豊漁を支えている2014年生まれ並 みであり、2019年生まれは卓越年級群である 可能性が高いと考えられます。
■2020年のアマエビの県内漁獲量は743トン で、2015年から2019年までの好漁よりも減少 しましたが、長期的に見れば比較的高い水準を 維持しています。近年の好漁は卓越年級群であ る2014年生まれに支えられており、今後も継続 すると考えられます。
■ 2歳エビ(2019年生まれ)は1曳網当たり 190尾採集されました。この採集尾数は資源量 が多かった2010年生まれには及ばないもの の、近年の豊漁を支えている2014年生まれ並 みであり、2019年生まれは卓越年級群である 可能性が高いと考えられます。
■2020年のアマエビの県内漁獲量は743トン で、2015年から2019年までの好漁よりも減少 しましたが、長期的に見れば比較的高い水準を 維持しています。近年の好漁は卓越年級群であ る2014年生まれに支えられており、今後も継続 すると考えられます。
石川県主要港の水揚状況 (期間: 2月16日~28日) ■
■ 定置網 メジ(クロマグロ)・フグ類・カワハギは前年を上回り、ブリは前年並み、スルメイカ・カタクチ
イワシ・マアジ・マイワシは前年を下回りました。メ
ジ(クロマグロ)は30トン、ブリは9トン水揚げされ
ました。ブリの11月から2月までの累計は590ト
ンで、前年(210トン)および過去5年平均(313
トン)を上回りました。
■ 底びき網・ごち網 アカガレイ・ソウハチは前 年並み、ニギス・マダラ・ズワイガニは前年を下回 りました。アカガレイは58トン水揚げされまし た。アカガレイの1月から2月までの累計は150ト ンで、前年(193トン)および過去5年平均(178 トン)を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 フグ類は前年を上回り、ベ ニズワイガニ・ナマコは前年並み、マダラ・アマエ ビ・アカラバチメは前年を下回りました。
■ 底びき網・ごち網 アカガレイ・ソウハチは前 年並み、ニギス・マダラ・ズワイガニは前年を下回 りました。アカガレイは58トン水揚げされまし た。アカガレイの1月から2月までの累計は150ト ンで、前年(193トン)および過去5年平均(178 トン)を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 フグ類は前年を上回り、ベ ニズワイガニ・ナマコは前年並み、マダラ・アマエ ビ・アカラバチメは前年を下回りました。
2021年3月2日火曜日
スルメイカ稚仔調査の結果 (期間:2020年10月~11月)
■ 日本海に分布するスルメイカは主に秋頃に生まれ、翌年の春以降に漁獲されます。水産研究教育機構は孵化直後のスルメイカ稚仔(外套長1~3mm程度)の分布状況を調べるため、毎年秋に山陰から九州北西部の沿岸でプランクトンネットによ
る採集調査を行っており、昨年10月から11月には合計79点で調査が行われました。
■ 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.62尾と前年(0.27尾)を上回り過去10年平均(0.65尾)並みでした。採集個体数は過去10年平均並みであるものの、資源量の多かった2000年代前半より低い水準に留まっていることから、今後も資源動 向に注意する必要があります。
■ 調査点当たりの稚仔採集個体数は0.62尾と前年(0.27尾)を上回り過去10年平均(0.65尾)並みでした。採集個体数は過去10年平均並みであるものの、資源量の多かった2000年代前半より低い水準に留まっていることから、今後も資源動 向に注意する必要があります。
石川県主要港の水揚状況 (期間: 2月1日~15日)
■ 定置網 カワハギ・ブリ・メジは前年を上回り、スルメイカは前年並み、カタクチイワシ・マアジ・サワラ・サゴシは前年を下回りました。スルメイカは134トン水揚げされました。12月から2月前半までの累計は340トン
で、前年(267トン) および過去5年平均(202トン)を上回りました。
■ まき網 サバは前年を上回りました。
■ 底びき網・ごち網 アカガレイ・ニギス・ズワイガニは前年並み、アマエビ・ソウハチは前年を下回りました。アマエビは19トン水揚げされました。1月から2月前半までの累計は70トンで、前年(95トン)および過去5年平均(98トン)を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 フクラギ・コゾクラ・スルメイカは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、マダラは前年を下回りました。マダラは16トン水揚げされました。11月から2月前半までの累計は175トンで、前年(337トン)および過去5年平均(338トン)を下回りました。
■ まき網 サバは前年を上回りました。
■ 底びき網・ごち網 アカガレイ・ニギス・ズワイガニは前年並み、アマエビ・ソウハチは前年を下回りました。アマエビは19トン水揚げされました。1月から2月前半までの累計は70トンで、前年(95トン)および過去5年平均(98トン)を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 フクラギ・コゾクラ・スルメイカは前年を上回り、ベニズワイガニは前年並み、マダラは前年を下回りました。マダラは16トン水揚げされました。11月から2月前半までの累計は175トンで、前年(337トン)および過去5年平均(338トン)を下回りました。
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