■ 沿岸の海面水温 8月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は26~27℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は25.3~25.7℃で、8月上旬から約1.8℃低下しました。前年同時期との差は-2.1~-1.3℃、過去5年平均との差は-1.5~-0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は25.9~27.7℃で、前年同時期との差は-2.4~+0.1℃、過去5年平均との差は-1.8~-1.1℃でした。
■ 沿岸の海面水温 8月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は26~27℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は25.3~25.7℃で、8月上旬から約1.8℃低下しました。前年同時期との差は-2.1~-1.3℃、過去5年平均との差は-1.5~-0.4℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は25.9~27.7℃で、前年同時期との差は-2.4~+0.1℃、過去5年平均との差は-1.8~-1.1℃でした。
■ 調査船白山丸は8月4日から6日に能登半島沿岸、日本海中央部、渡島半島西沖でイカ釣り操業を行いました。今回は台風9号から変わった温帯低気圧の影響で3回しか操業できませんでした。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は日本海中央部で19.0尾と比較的高く、この海域にスルメイカがやや多く分布していました。一方、能登半島沿岸と渡島半島西沖では、CPUEは0.3~0.4尾と低く、スルメイカはあまり分布していませんでした。今回、日本海中央部での操業は1回のみであり、スルメイカの分布状況について、平年との比較はできませんでした。日本海中央部で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は23.5cmであり、前年(19.5cm)および過去5年平均(20.8cm)より大きめでした。
■ 漁業情報サービスセンターが8月25日までに発表した大型クラゲに関する情報によると、8月23日に島根県の隠岐諸島の定置網で1日当たり1000個の入網がありました。傘径100㎝に近い大型個体も入網しており、操業の障害となっている模様です。
■ 長崎県、山口県、兵庫県、京都府、福井県の定置網では数個体から数百個体(傘径10~100㎝)の入網がみられたほか、鳥取県、兵庫県では調査中の底びき網やトロールに数個体~数十個体(傘径15~100㎝)が確認されました。
■ 島根県では定置網で大量入網があったことから、今年は沿岸寄りに分布している可能性があります。石川県沿岸では現在入網情報はありませんが、今後の動向に注意が必要です。
■ 定置網 サバ・マアジは前年並み、フクラギ・コゾクラ・サワラ・サゴシ・マイワシは
前年を下回りました。サワラ・サゴシは24トン水揚げされました。4月から8月前半まで
の累計は434トンであり、前年(424トン)および過去5年平均(414トン)並みでした。
■ まき網 マイワシは前年を上回りました。
■ 刺網・釣り・その他 ベニズワイガニは前年並み、スルメイカは前年を下回りました。
■ 沿岸の海面水温 7月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は24~26℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+1.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は24.4~24.8℃で、7月上旬から約2.4℃上昇しました。過去5年平均との差は±0.0~+0.9℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は24.5~29.9℃で、過去5年平均と
の差は+0.1~+4.1℃でした。
■ 一斉調査 6月中旬から7月上旬に、水産研究教育機構、並びに本県を含む北海道から鳥取県の7道県の調査船が日本海の68定点でイカ釣り一斉調査を行い、スルメイカの分布や魚体サイズ(外套長)を調べました。水産研究教育機構が今後の見通しを以下のとおり発表しました。
■ 来遊調査 全調査点の釣機1台1時間当たりの釣獲尾数(CPUE)の平均値が来遊量の指標になります。今年の平均CPUEは5.43尾であり、前年(14.32尾)および過去5年平均(10.98尾)を下回りました。このことから、今年の日本海全体の来遊量は前年および過去5年平均を下回っていると考えられます。
■ 分布状況 CPUEは大和堆から北東に外れた沖合で高かったものの、それ以外の調査点では低く、漁獲がない操業点もありました。近年のCPUE分布は、広く分布が見られた以前とは異なっており、スルメイカの分布・回遊は変化しているものと考えられます。
■ 魚体サイズ 魚体サイズは18cmから19㎝の個体が多く、今年の魚体サイズは過去5年平均並みでした。
■ 太平洋側からの来遊 太平洋側に分布するスルメイカは10月以降、宗谷海峡および津軽海峡を経由して日本海に来遊するため、太平洋側の分布状況は10月以降の日本海の漁況に影響します。太平洋スルメイカ長期漁況予報によると、8~9月の来遊量は道東太平洋海域、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域の全域で前年を下回ると予想されています。
■ 水産研究教育機構と漁業情報サービスセンターが7月26日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。
日本海 長崎県(主に対馬)の定置網では、7月8日以降も大型クラゲの入網が続いています。入網個体数は、1日当たり100~300個体(傘径20~100cm)程度ですが、500~1000個体が入網することもあります。山口県の定置網では、1日当たり1~2個体(傘径30cm)の入網が確認されています。
対馬海峡 水産研究教育機構が7月20~21日に行ったフェリーによる目視調査では、博多・対馬間で大型クラゲが目視により26個体(傘径50~150cm)確認されました。
■ この他、韓国国立水産科学院の情報によると、大型クラゲが韓国東岸を中心に高密度で出現しています。このことから、対馬海峡西水道から日本海に大量に来遊していると考えられ、今後の状況に注意が必要です。
■ 定置網 サワラ・サゴシ・ガンド・アカイカは前年を上回り、マイワシは前年並み、マアジ・サバ・フクラギ・コゾクラ・シイラ・トビウオ前年を下回りました。マアジは60トン水揚げされました。5月から7月前半までの累計は608トンで、前年(435トン)および過去5年平均(537トン)を上回りました。トビウオは18トン水揚げされました。5月から7月前半までの累計は133トンで、前年(121トン)並みであり、過去5年平均(179トン)を下回りました。
■ まき網 マイワシは前年を上回り、サバは前年並みでした。
■ 底びき網・ごち網 アマエビは前年並みでした。
■ 刺し網・釣り・その他 ベニズワイガニは前年を上回り、サザエは前年を下回りました。