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沿岸観測ブイの水温 今期の水温は21.8~23.2℃で、前年同時期との差は-1.5~-0.4℃、過去5年平均との差は-0.3~+0.6℃でした。
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港内の水温 今期の水温は22.6~23.0℃で、前年同時期との差は-1.2~+1.0℃、過去5年平均との差は-0.1~+2.0℃でした。
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沿岸観測ブイの水温 今期の水温は21.8~23.2℃で、前年同時期との差は-1.5~-0.4℃、過去5年平均との差は-0.3~+0.6℃でした。
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港内の水温 今期の水温は22.6~23.0℃で、前年同時期との差は-1.2~+1.0℃、過去5年平均との差は-0.1~+2.0℃でした。
■ 水産研究・教育機構と漁業情報サービスセンターが10月24日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。
■ 日本海側では長崎県から北海道、太平洋側では青森県から千葉県で大型クラゲの入網が確認されています。日本海側の定置網や底曳網では、9月下旬以降、1網当たりの入網数は減少傾向にあり、10月以降、100個体を超える大量入網は報告されていません。石川県の底曳網と定置網でも、10月中旬以降、入網数は1網当たり数個体程度にまで減少しています。
■ 太平洋側の青森県と岩手県の定置網では、9月中旬から10月上旬まで、散発的に1網当たり100個体を超える入網が報告されており、大型クラゲの入網の中心は太平洋側となっています。
■ 水産研究・教育機構が9月25日と10月8日に行ったフェリーによる小樽・舞鶴間の目視調査では大型クラゲは確認されませんでした。
■ 前回調査で採捕尾数の多かった2021年生まれ(3歳)と2022年生まれ(2歳)は今回調査でも比較的多く採捕され、これらの年級群が漁獲対象に成長する2025年と2026年には良好な漁獲加入が期待できます。一方で1歳(2023年生まれ)の採捕数は少なく、同年級群が漁獲対象に成長する2027年の漁獲加入は少ない可能性があります。
■ 県内主要港における2024年1~9月のアマエビ水揚量は408トン(前年同期比74%)でした。
■ 調査船白山丸は9月5~11日に能登半島沖から日本海中央部でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0.69~9.91尾でした。全調査点の平均CPUEは4.38尾であり、前年(9.92尾)および過去5年平均(13.74尾)を下回りました。定点調査ではないため厳密には比較できませんが、今年の調査時点の日本海中央部のスルメイカの来遊量は前年および過去5年平均を下回っていたと考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は18.6cmで、魚体は前年(19.2cm)および過去5年平均(20.5cm)よりも小さめでした。
■ 沿岸の海面水温 9月10日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は28℃台で、過去5年平均との差は+1.0~+1.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は27.0~28.3℃で、前年同時期との差は-0.8~+0.2℃、過去5年平均との差は+0.1~+1.0℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は28.3~29.3℃で、前年同時期との差は-0.7~+0.8℃、過去5年平均との差は+0.8~+1.0℃でした。
■ 水産研究・教育機構と漁業情報サービスセンターが9月19日までに発表した大型クラゲに関する情報は以下のとおりです。
日本海 日本海側では長崎県から青森県、太平洋側では青森県から宮城県で大型クラゲの入網が確認されています。日本海側においては、定置網では、1網当たりの入網数はほとんどの場合数個体から数十個体ですが、島根県、兵庫県、京都府、石川県では多い日には100~200個体の入網が確認されています。また、底曳網では、1網当たりの入網数は概ね数個体から数十個体ですが、島根県では数百個体、京都府では100個体に達する入網も確認されています。体サイズについては、小さい個体では傘径20cm程度ですが、大きい個体では傘径120cmに達するものも報告されています。
対馬海峡 水産研究・教育機構が行ったフェリーによる博多・釜山間の目視調査では、7月2日に2,729個体が確認され、2009年以来15年ぶりに調査1回当たりの目視数が2,000個体を越えました。しかし、それ以降の調査では目視数が減少傾向となり、9月3日と9月18日の調査では大型クラゲは確認されませんでした。このことから、大型クラゲの日本海への流入はほぼ収束しているものと考えられます。
■ 山陰沿岸を中心に大型クラゲの大量出現が続いていることから、本県の定置網や底曳網では今後も入網が続くと考えられ、引き続き注意が必要です。