2013年10月31日木曜日

マスノスケが獲れました!

10月22日に能登町の定置網で体重3.4kgのマスノスケ(写真)が漁獲されました。英名キングサーモンの名が示すとおり、本種はサケマス類で最大の種であり、体長147cm(体重57kg)にも達した記録があります。今回漁獲された個体はまだ若く小型のものといえます。アジアでは主にカムチャッカ半島の河川で生まれ、日本周辺では春から初夏にかけて北海道・東北の太平洋側沿岸を回遊します。日本海でもごく稀に漁獲され、福井県若狭湾が採捕記録の南限となっています。石川県では、1999年3月以来の採捕記録となりますが、秋季の採捕は今回が初めてです。現在は日本産のサケの回帰時期であり、それらの群れに混じって回遊してきたのかもしれません。

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:10月18日~23日)

調査船白山丸は10月18日から23日に日本海中央部の大和堆周辺海域でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)の平均値は10.7尾であり、前年10月調査(16.6尾)および過去5年間の10月調査平均(27.8尾)を下回りました。調査期間中には時化が多く、このことも漁獲が振るわなかった要因の一つと考えられます。調査で漁獲したスルメイカの平均外套長は23.6cmであり、前年10月調査(25.1cm)に比べて魚体は小さめでした。今年度の白山丸によるスルメイカ漁場調査は、今航海で終了となります。

石川県周辺海域の水温 (期間:10月21日~25日)


今期の沿岸観測ブイ(深度10 m)と港内(深度1.5m)の水温は21.8~22.9℃で、前年同時期との温度差は-0.5~+0.5℃、過去3年平均との温度差は-0.1~+0.7℃でした。本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は19~22℃程度であり、過去5年平均との差は-0.5~+1.0℃となっています。

石川県主要港の水揚状況 (期間:10月11日~20日)

定置網 フクラギ・マアジは七尾地区を中心にそれぞれ89トンおよび41トンの水揚げがあり、前年を上回りました。カマスは前年並みで、マサバ・シイラ・サワラ・サゴシ・アオリイカは前年を下回りました。

まき網 マアジは前年を上回り、ガンド・ブリは前年並み、マサバ・フクラギは前年を下回りました。

底びき網・ごち網 ニギス・アマエビ・アカガレイは前年並みでした。9月上旬から10月中旬の累計は、ニギス・アカガレイでは前年同期の88%および90%、アマエビでは135%となっています。アンコウは前年を下回りましたが、マダラは前年を上回りました。

その他(刺し網・釣り・採介藻など) ベニズワイガニは前年並みでした。ガンド・ヤナギバチメは前年を上回りましたが、カワハギ・マダイ・アオリイカは前年を下回りました。