2019年8月30日金曜日

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:8月3日~9日)

調査船白山丸は8月3日から9日に隠岐諸島沖から大和堆周辺海域(日本海中央部)でイカ釣り調査を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は2.3~43.6尾、平均CPUEは21.7尾でした。今年5月と6月に東経136度以西の沖合で白山丸が行ったイカ釣り調査では、平均CPUEは5月には3.4尾、6月には2.1尾と極めて低く、沖合ではスルメイカの来遊が少ない状況が続いていました。8月に実施した本調査の平均CPUEは比較的高かったことから、沖合への来遊が増えてきたと考えられます。本調査で漁獲したスルメイカの外套長(魚体サイズの指標)の平均値は20.0cmであり、前年(20.5cm)および過去5年平均(21.6cm)に比べて魚体は小さめでした。

大型クラゲ情報 (期間:7月27日~8月22日)


国立研究開発法人水産研究・教育機構が8月21日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが8月1~22日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。

日本海 8月11日に石川県の定置網で4個体(傘径50㎝)、8月19日~21日に福井県の定置網で1~3個体(傘径30~60㎝)入網がありました。西側の長崎県、山口県、島根県等の定置網では大量出現となっていませんが入網が続いています。また、8月10・11日に大和堆付近で操業する底びき網で、1~5個体(傘径60~100㎝)の入網がありました。

東シナ海 7月30~31日に行われた上海・大阪間の国際フェリーによる目視調査では、大型クラゲは目撃されませんでした。

対馬海峡 8月20日に行われた国際フェリーによる目視調査では、対馬海峡東水道で2個体、西水道で4個体(7月23日:それぞれ193個体、514個体)と個体数が減少しました。傘径は30~80㎝でした。

東シナ海、対馬海峡からの流入量は減少しましたが、九州から山陰では入網が続いています。また、台風の通過で海況が大きく変わると出現量が増える場合もあるので、石川県でも注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

石川県周辺海域の水温 (期間:8月18日~22日)



沿岸の海面水温 8月22日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は26~27℃台で、過去5年平均との差は-0.5~+0.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は26.2~27.6℃で、8月上旬から約1.0℃上昇しました。前年同時期との差は-0.3~+3.9℃、過去3年平均との差は-0.8~+1.8℃でした。

港内の水温 今期の水温は27.0~29.8℃で、前年同時期との差は+0.1~+1.8℃、過去3年平均との差は-0.5~+0.7℃でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:8月1日~15日)


定置網 カタクチイワシ・サワラ・サゴシ・アカイカは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・マアジは前年並み、マイワシ・シイラは前年を下回りました。

まき網 フクラギ・コゾクラ・ブリは前年を上回り、マイワシ・サバは前年を下回りました。マアジは166トン水揚げされました。5月前半~8月前半の累計は796トンで、前年(157トン)および過去5年平均(628トン)を上回りました。

底びき・ごち網 沖合底びきのアマエビは前年を下回りました。

刺網・釣り・その他 スルメイカは前年を上回り、マダコは前年並み、ベニズワイガニ・サザエは前年を下回りました。

2019年8月27日火曜日

急潮情報(低気圧)2019-Ⅴ


■ 本日、本州付近にのびる前線が西から北上する見込みです(下図)。

■ これに伴い、加賀~輪島沖の海上では、28日未明から朝方にかけて、南西風が
17~20m/sまで強まる見込みです。


■ 予想通りの強風となった場合、以下の通りの急潮が発生すると予想されます。

加賀海域~能登外浦海域:28日早朝~昼頃に1ノット強の下り潮
内浦北部海域(小泊~小浦):28日夜~29日早朝に1ノット強の上り潮
内浦南部海域(鵜川~七尾灘浦):29日未明~昼頃に1ノット前後の上り潮


2019年8月23日金曜日

急潮情報(低気圧)2019-4

8月22日05時発表の気象庁気象情報によれば、前線が23日にかけて北陸地方に停滞し、23日の朝にかけて前線上の低気圧が北陸地方に接近する見込みです(下図)。

これに伴い、加賀~輪島沖の海上では、22日夜半から23日朝方にかけて、南西風が18m/sまで強まる予想です。

予想通りの強風となった場合、以下の通りの急潮が発生すると予想されます。
加賀~能登外浦海域:22日夜半~23日朝方 1ノット程度の下り潮
内浦海域(小泊~七尾灘浦):23日夜半 1ノット程度の上り潮


2019年8月15日木曜日

急潮情報(台風10号)2019-03-02


■本日7時45分気象庁発表の台風情報によれば、大型の台風10号は、四国を上陸後、午後にかけて中国地方を縦断し、夜には日本海に抜ける見込みです。
■これに伴い、能登半島外浦沖合海域では、16日未明から夕方にかけて、16~25m/秒の南西寄りの風が連吹することが予想されています。
■予報通りの強風となった場合、以下の通りの急潮が発生することが予想されます。
加賀海域:16日午前に1ノット強の下り潮
能登外浦海域:16日昼頃に1.5ノット強の下り潮
内浦北部海域(小泊~小浦):17日未明頃に1.5ノット強の上り潮
内浦南部海域(鵜川~七尾灘浦):17日午前に1ノット前後の上り潮
※また、内浦海域は1ノット弱の上り潮・下り潮が数日間繰り返すものと予想されます。

2019年8月12日月曜日

急潮情報(台風10号)2019-03-01


8月12日12時45分の気象庁発表によれば、大型の台風10号は、父島の西南西約500㎞に位置し、15日(木)頃に西日本に接近し、上陸する恐れがあります。その後、日本海に抜け、能登沖を進む予想となっています(下図)。

台風10号は日本海を抜けてからも勢力を維持し、予報どおり進んだ場合では、16日(金)未明から昼頃にかけて、加賀~輪島沖の海上で20~23 m/s程度の強風(南~南西風)が吹くと予想されています。

今回のパターンは昨年の台風20号に類似しており、この時は、県内各地で最大1.0~1.5kt程度の急潮が発生しました。今回の台風でも、強い急潮が発生する可能性があります。

引き続き気象情報等に十分警戒し、網抜き等の適切な急潮対策を実施するよう検討をお願いいします。

2019年8月9日金曜日

大型クラゲ情報 (期間:7月13日~30日)

国立研究開発法人水産研究・教育機構が7月26日に、一般社団法人漁業情報サービスセンターが7月19~31日に発表した大型クラゲに関する情報は次のとおりです。

日本海 7月14~22日に島根県の定置網で1,000個体(傘径50~80cm)を超える入網がありました。一方、西側の長崎県、山口県等の定置網では100個体を超える入網は少なく、小康状態が続いています。隠岐諸島周辺で操業するまき網では傘径50~80cmの個体の入網が続いています。

東シナ海 7月16・17日に上海・大阪間の国際フェリーによる目視調査では、上海沖、済州島南沖および五島列島北沖で傘径30~80cmの小規模な群が目撃されました。最大密度は上海沖では0.21個体/100m2、済州島南沖および五島列島北沖では0.035個体/100m2でした。東シナ海では大型クラゲの分布量は7月上旬より減少していました。

対馬海峡 7月23日に国際フェリーで行われた目視調査では、対馬海峡東水道で198個体、西水道で514個体が確認され、傘径は30~90cmでした。7月下旬は対馬海峡東水道からの流入量が減少したものの西水道から多く流入しています。

対馬海峡東水道からの流入量が減少したことから、本州沿岸を北上する経路の出現は徐々に収まってくると考えられますが、西水道からの流入量が増大したことより対馬暖流の沖合分枝流によって沖合から日本沿岸に接近してくる可能性があり、石川県でも注意が必要です。水産総合センターでは今後も大型クラゲの出現情報を収集・提供してまいります。大型クラゲの目視・入網情報等がありましたら、水産総合センターまでお知らせください。

石川県周辺海域の水温 (期間:7月28日~8月1日)

沿岸の海面水温 8月1日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は26~28℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+1.0℃程度でした。
沿岸観測ブイの水温  今期の水温は25.2~26.3℃で、7月中旬から約3.1℃上昇しました。前年同時期との差は-2.9~+3.0℃、過去3年平均との差は-1.7~+1.3℃でした。
港内の水温 今期の水温は25.5~27.8℃で、前年同時期との差は-3.1~-0.2℃、過去3年平均との差は-1.7~-0.1℃でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:7月16日~31日)


定置網 シイラ・アカイカは前年を上回り、サワラ・サゴシ・マアジ・マダイは前年並み、カタクチイワシ・サバ・フクラギ・コゾクラ・マイワシは前年を下回りました。クロマグロ(メジを含む)は0.6トン水揚げされました。4~7月の累計は7.5トンで、前年(8.1トン)並みであり、過去5年平均(21.4トン)を下回りました。
まき網 マアジは前年を上回り、サバ・マイワシ・ウルメイワシ・ガンドは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 沖合底びき網のアマエビは前年を下回りました。
刺網・釣り・その他 マダコは前年を上回り、サザエは前年並みで、ベニズワイガニ・アカガレイ・アマダイは前年を下回りました。

2019年8月8日木曜日

小型いか釣りの水揚量 (期間:5月1日~7月31日)



小型いか釣り漁船によるスルメイカの水揚げは終わりをむかえています。5~7月の県内水揚量は2,854トンで、前年(1,290トン)および過去5年平均(1,689トン)を上回りました。漁海況情報425号では、5~7月の水揚量は前年および過去5年平均をやや上回ると予想しており、概ね予想どおりの結果になりました。

銘柄別の箱数をみると、20尾入りと25尾入りの割合は35%で、過去5年平均(39%)と同程度でした。魚体サイズは漁期前半には小さかったものの漁期後半の水揚げが多かったこともあり、期間全体では過去5年平均並みになりました。

延べ入港隻数を集計したところ、5~7月の入港隻数は5,935隻であり、前年(3,067隻)および過去5年平均(3,727隻)を上回りました。例年、6月下旬以降、漁場が新潟県以北に移り、本県沿岸で操業する漁船が少なくなりますが、今年は漁場の北上が遅く、7月になっても県沿岸での操業が活発でした。このため、延べ入港隻数が大幅に増え、期間全体の水揚量を押し上げました。