2023年2月17日金曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:2月1日~5日)

 ■ 沿岸の海面水温 2月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は11~13℃台で、過去5年平均との差は-0.5~+1.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.3~12.5℃で、1月中旬から約1.6℃低下しました。前年同時期との差は+0.2~+0.9℃、過去5年平均との差は-0.1~+0.4℃でした。

港内の水温 今期の水温は8.9~12.0℃で、前年同時期との差は-0.9~+0.3℃、過去5年平均との差は-0.6~+0.1℃でした。





底びき網の年間水揚状況のまとめ (期間:2022年1月~12月)

 ■ 2022年の県内主要港(橋立・金沢・富来・輪島・蛸島・鵜飼・宇出津)の沖合底びき網漁業と小型底びき網漁業による水揚げの概要は以下のとおりです。

水揚重量と水揚金額 2022年の水揚重量は3,891トンで、前年(4,088トン)の95%、過去10年平均(4,656トン)の84%でした。過去10年平均に比べて、ガスエビ(トゲザコエビ他)などが多く、ズワイガニ雄(加能ガニ)・アカガレイなどが少なくなりました。2022年の水揚金額は37.4億円であり、前年(33.9億円)の111%、過去10年平均(35.5億円)の105%でした。過去10年平均に比べて、アマエビ・ズワイガニ雌(香箱ガニ)・ガスエビ(トゲザコエビ他)などで多く、アカガレイなどで少なくなりました。

出漁回数 2022年の延べ出漁回数は7,814回で、前年の100%、過去10年平均の80%でした。また、2022年の1回出漁当たりの水揚金額は47.9万円で、前年の110%、過去10年平均の129%でした。

産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2022年の指数は108.4で、前年(105.4)並みで、過去10年平均(83.5)を上回りました。過去10年平均に比べて、マダイ・ホタルイカ・ホッケなどの単価が低下したものの、ズワイガニ雄・ズワイガニ雌・アマエビ・アカガレイ・ハタハタなどの単価は上昇しました。




石川県主要港の水揚状況 (期間:1月16日~31日)

 ■ 定置網 フクラギ・コゾクラは前年を上回り、ブリは前年並み、カタクチイワシ・マアジ・スルメイカは前年を下回りました。

まき網 サバは前年を上回りました。

底びき網・ごち網 時化の影響もあり、アマエビ・アカガレイ・ニギス・ズワイガニ雄(加能ガニ)・マダラなどの多くの魚種で前年を下回りました。

刺網・釣り・その他 ベニズワイガニは前年を上回り、マダラ・スルメイカは前年を下回りました。

2023年2月1日水曜日

定置網の年間水揚状況のまとめ (期間:2022年1月~12月)

 ■ 2022年の県内主要港(橋立・金沢・富来・輪島・蛸島・鵜飼・松波・宇出津・七尾地区)の定置網による水揚げの概要は以下のとおりです。

水揚重量  2022年の水揚重量は20,105トンであり、前年(20,873トン)の96%、過去10年平均(18,064トン)の111%でした。過去10年平均と比較するとサバは201%であり、大きく増加しました。一方、マアジ・サワラ・サゴシ・フクラギ・コゾクラなどは少なめでした。

水揚金額  2022年の水揚金額は40.1億円であり、前年(35.5億円)の113%、過去10年平均(37.5億円)の107%でした。ブリ・スルメイカ・サバなどが過去10年平均を上回ったものの、マアジ・フクラギ・コゾクラなどの魚種の水揚金額が過去10年平均を下回りました。

産地価格  水揚金額の多い上位40銘柄について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2022年の指数は82.3で、前年(66.5)および過去10年平均(62.3)を上回りました。銘柄別に過去10年平均と比較するとマイワシの単価は低下したものの、ブリ・マアジ・サワラ・サゴシ・フクラギ・コゾクラ・スルメイカなど多くの主要魚種で単価が上昇しました。



石川県周辺海域の水温 (期間:1月16日~20日)

 ■ 沿岸の海面水温  1月20日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は13~14℃台で、過去5年平均との差は±0.0℃~+2.0程度でした。

沿岸観測ブイの水温  今期の水温は13.6~13.7℃で、1月上旬から約1.0℃低下しました。前年同時期との差は+0.5~+1.7℃、過去5年平均との差は+0.4~+0.8℃でした。

港内の水温  今期の水温は11.4~13.9℃で、前年同時期との差は+1.2~ +2.1℃、過去5年平均との差は+0.6~+1.4℃でした。





石川県主要港の水揚状況 (期間:1月1日~15日)

 ■ 定置網  フクラギ・コゾクラ・サバ・スルメイカは前年を上回り、スズキ・マアジは前年並み、ブリ・ソウダガツオ・サワラ・サゴシは前年を下回りました。サバは52トン水揚げされました。サバの10月から1月前半の累計は358トンで、前年(147トン)を上回り、過去5年平均(393トン)並みでした。

底びき網・ごち網  アカガレイ・ニギスは前年を上回り、アマエビは前年並み、ズワイガニ雄(加能ガニ)は前年を下回りました。ズワイガニ雄は6トン水揚げされました。ズワイガニ雄の11月から1月前半の累計は100トンで、前年(93トン)並みで、過去5年平均(124トン)を下回りました。

刺網・釣り・その他  ベニズワイガニ・マダコ・スルメイカ・ナマコは前年を上回り、フグ類・アマエビは前年並み、マダラは前年を下回りました。マダラは1トン水揚げされました。マダラの11月から1月前半の累計は90トンで、前年(165トン)および過去5年平均(210トン)を下回りました。