2021年2月17日水曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:2月1日~5日)

■ 沿岸の海面水温 2月5日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は11~12℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+1.0℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は11.5~12.3℃で、1月下旬から約1.3℃低下しました。前年同時期との差は-0.6~-0.5℃、過去5年平均との差は-0.0~+0.3℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は9.3~12.8℃で、前年同時期との差は-1.2~-0.3℃、過去5年平均との差は-0.1~+1.0℃でした。

底びき網の年間水揚状況のまとめ (期間:2020年1月~12月)

■ 2020年の県内主要港(橋立漁港・金沢港・富来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・宇出津港)の沖合底びき網漁業と小型底びき網漁業 による水揚げの概要は以下のとおりです。
■ 水揚重量と水揚金額 2020年の水揚重量は4,075 トンで、前年( 4,362 トン) の93%、過去10年平均(5,033トン)の81%で した。過去10年平均に比べて、ヤリイカ・スルメイカが多く、ズワイガニ・アカガレイ・コウバコなどが少なくなりました。2020年の水揚金額は 34.0億円であり、前年(35.4億円)の96%、過去10年平均(36.1億円)の94%でした。過去10年平均に比べて、ズワイガニ・コウバコが多く、 アカガレイ・ニギス・ハタハタなどが少なくなりました。
■ 出漁回数 2020年の延べ出漁回数は7,969回で、前年の90%、過去10年平均の76%でした。また、2020年の1回出漁当たの水揚金額は42.7万円で、前年の106%、過 去10年平均の122%でした。
■ 産地価格 水揚金額の多い上位40魚種について、1995年を100とする産地価格指数を計算したところ、2020年の指数は94.7で、前年(88.4)および過去10年平均(76.6) を上回りました。過去10年平均に比べて、マダイ・ノトエビ(トゲザコエビ他)などの単価が低下したものの、ズワイガニ・アカガレイ・コウバコなどの単価は上昇したため、産地価格指数は過去10年平均を上回 りました。

石川県主要港の水揚状況 (期間:1月16日~31日)

■ 定置網 スルメイカ・ブリ・マイワシ・ウルメイワシは前年を上回り、カタクチイワシ・サバは前年並 み、カワハギ・マアジは前年を下回りました。
■ まき網 サバは前年並み、マアジは前年を下回りました。 ■ 底びき網・ごち網 ソウハチは前年を上回り、ズワイガニは前年並み、アマエビ・アカガレイ・ニギ ス・マダラは前年を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 フクラギ・コゾクラは前年を上回り、ベニズワイガニ・スルメイカは前年並み、マ ダラ・アマエビは前年を下回りました。

2021年2月1日月曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:1月16日~20日)

■ 沿岸の海面水温 1月20日の本県周辺(海岸線より30海里 程度)の海面水温は12~13℃台で、過去5年平均との差は±0.0 ~+0.5℃程度でした。
■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は13.0~13.4℃で、1月上 旬から約1.0℃低下しました。前年同時期との差は- 0.5~ -0.2℃、過去5年平均との差は+0.1~+0.3℃でした。
■ 港内の水温 今期の水温は10.1~13.3℃で、前年同時期 との差は-1.1~+0.2℃、過去5年平均との差は+0.1~+0.4℃ でした。

定置網の年間水揚状況のまとめ (期間:2020年1月~12月)

■ 2020年の県内主要港(橋立港・金沢港・富 来港・輪島港・蛸島港・鵜飼港・松波港・宇出津 港・七尾地区)の定置網による水揚げの概要は 以下のとおりです。水揚<br> ■ 水揚重量 2 0 2 0年の水揚重量は 22 ,176トンであり、前年( 15,308トン) の 145%、過去10年平均(16,802トン)の132% でした。過去10年平均と比べてサワラ・サゴシ・ マイワシ・カタクチイワシなどが多く、特にマイワ シは222%で顕著な増加となっています。一 方、マダイ・フグ類・ガンドなどは少なめでした。<br> ■ 水揚金額 2020年の水揚金額は35.6億 円であり、前年(32.7億円)の109%、過去10 年平均(39.0億円)の91%でした。サワラ・サゴ シ・マイワシなどが過去10年平均を上回ったも のの、マアジなど多くの主要魚種の水揚金額が 過去10年平均を下回りました。<br> ■ 産地価格 水揚金額の多い上位40魚種に ついて、1995年を100とする産地価格指数を 計算したところ、2020年の指数は61.6で、前年(66.9)および過去10年平均(63.4)を下回りました。前 年と比較するとサバなどの単価が上昇したものの、マアジなどの主要魚種で単価が低下したことが、価 格指数の低下に影響しました。<br>

石川県主要港の水揚状況 (期間:1月1日~15日)

■ 定置網 カタクチイワシ・ブリ・カワハギ・ソウダガツオ・サワラ・サゴシ・カマスは前年を上回り、スルメ イカ・マアジは前年並み、サバ・フクラギ・コゾクラは前年を下回りました。サバは38トン水揚げされまし た。サバの10月から1月前半の累計は184トンで、前年(940トン)および過去5年平均(664トン)を下 回りま した。
■ 底びき網・ごち網 アマエビは前年並み、アカガレイ・ノトエビ・ズワイガニ・ニギスは前年を下回り ました。ズワイガニは4トン水揚げされました。ズワイガニの11月から1月前半の累計は115トンで、前 年(131トン)および過去5年平均(142トン)を下回りました。
■ 刺網・釣り・その他 カワハギは前年を上回り、スルメイカは前年並み、ベニズワイガニ・マダコ・マ ダラは前年を下回りました。スルメイカは2トン水揚げされました。スルメイカについては出漁隻数が少な く1月の水揚量は少ないですが、昨年秋以降は比較的好漁であり、10月から1月前半の累計は286トン で、前年(130トン)および過去5年平均(79トン)を上回りました。