2019年10月31日木曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:10月19日~23日)



■ 沿岸の海面水温 10月23日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は20~21℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。

■ 沿岸観測ブイの水温 今期の水温は20.3~21.5℃で、10月上旬から約2.6℃低下しました。前年同時期との差は-1.1~-0.3℃、過去3年平均との差は-0.7~+0.3℃でした。

■ 港内の水温 今期の水温は20.8~21.8℃で、前年同時期との差は-0.9~-0.1℃、過去3年平均との差は-0.0~+0.0℃でした。

調査船白山丸のスルメイカ調査結果 (期間:10月6日~11日)

調査船白山丸は10月6日から11日に能登半島沖から隠岐諸島沖の海域でイカ釣り操業を行いました。スルメイカの分布密度の指標であるCPUE(釣機1台1時間当たりの漁獲尾数)は0.5~21.6尾であり、全般的に分布量が少ないことが分かりました。本調査で漁獲したスルメイカの魚体サイズ(外套長)の平均値は20.3cmであり、前年(25.5cm)および過去5年平均(23.2cm)に比べて魚体は小型でした。

石川県主要港の水揚状況 (期間:10月1日~15日)


定置網 フクラギ・コゾクラは前年を上回り、サワラ・サゴシ・サバ・マアジ・シイラ・カマスは前年を下回りました。サワラ・サゴシは117トン水揚げされました。9月前半から10月前半までの累計は265トンで、前年(774トン)および過去5年平均(499トン)を下回りました。

まき網 ブリ・ガンド・フクラギ・コゾクラは前年を上回り、サバは前年を下回りました。サバは108トン水揚げされました。8月前半から10月前半までの累計は383トンで、前年(1,277トン)および過去5年平均(532トン)を下回りました。

底びき網・ごち網 ヤリイカは前年を上回り、マダラ・ハタハタは前年並み、アマエビは前年を下回りました。ニギスは42トン水揚げされました。9月前半から10月前半までの累計は156トンで、前年(151トン)および過去5年平均(162トン)並みでした。

刺網・釣り・その他 ベニズワイガニは前年を上回りました。

2019年10月15日火曜日

石川県周辺海域の水温 (期間:10月2日~6日)


沿岸の海面水温 10月6日の本県周辺(海岸線より30海里程度)の海面水温は23℃台で、過去5年平均との差は±0.0~+0.5℃程度でした。

沿岸観測ブイの水温 今期の水温は23.2~23.6℃で、9月中旬から約2.9℃低下しました。前年同時期との差は-0.6~+0.6℃、過去3年平均との差は-0.2~+0.6℃でした。

港内の水温 今期の水温は23.9~24.0℃で、前年同時期との差は+0.6~+0.7℃、過去3年平均との差は+0.4~+0.9℃でした。


フクラギの漁況の見通し (予報期間:10月~11月)


今年生まれたブリ幼魚(0歳魚)は、本県では7月頃からボウズやコゾクラと呼ばれるサイズで定置網に入網し始め、10月にはフクラギと呼ばれるサイズに成長します。今年7~9月の主要10港の定置網による水揚量は397トン(速報値)であり、過去5年平均(242トン)を上回っています。

11月1日時点の富山湾の50m深水温が高い年ほど10~11月の水揚量が多い傾向がみられます。海況数値モデルでは、今年11月1日の50m深水温は過去5年平均よりやや高いと予想されています。水温と水揚量の関係式から、10~11月の水揚量は285トンと見積もられ、前年(161トン)および過去5年平均(218トン)を上回ると予想されます。



カマスの漁況の見通し (予報期間:10月~12月)


石川県の定置網では9月に入ってもカマス(アカカマス)の水揚げがほとんど増えず、9月の水揚量は7トン(速報値)であり、前年(29トン)および過去5年平均(46トン)を大きく下回っています。

8~9月の宇出津港内の水温および9月の水揚量から、10~12月の定置網による水揚量を予測することができます。今期の定置網による水揚量は72トン程度と見積もられ、前年(115トン)および過去5年平均(312トン)を下回ると予想されます。


石川県主要港の水揚状況 (期間:9月16日~30日)


定置網 ウルメイワシ・シイラ・カタクチイワシは前年を上回り、フクラギ・コゾクラ・マアジは前年並み、サワラ・サゴシ・カマスは前年を下回りました。
まき網 フクラギ・コゾクラは前年を上回り、ガンド・ブリは前年並み、サバは前年を下回りました。
底びき網・ごち網 ハタハタ・アカガレイ・マダラは前年を上回り、アマエビ・ニギスは前年並みでした。
刺網・釣り・その他 ベニズワイガニ・スルメイカ・カワハギは前年を上回り、サザエは前年を下回りました。

「第41回石川の農林漁業まつり」が開催されました。


■ 第41回石川の農林漁業まつりが10月5日、6日の2日間、県産業展示館4号館で開催されました。会場には展示や販売、体験など130のブースが設けられ、農産物コーナーでは秋が旬のブロッコリーや能登栗、キノコなどが並び、JA県青壮年部協議会による餅つきも行われ、会場が盛り上がりました。水産物コーナーでは、JFいしかわが海女採りワカメ、輪島フグの加工品、各種一夜干し等を、同小木支所が冷凍スルメイカを、小松支所が小豆貝のうま煮を販売しました。また、屋外のいしかわ青空バザールでも、県漁協青壮年部連合会と県漁業士会が合同で、「The 漁師の唐揚げ」として、アマエビ、ハタハタ、イカ、タコの唐揚げを販売し、いずれも完売となる大盛況でした。

■ 石川県水産課・水産総合センターが出展する漁業ひろばでは、「石川の漁業」、「能登とり貝」、「輪島の海女漁」、「いしかわ里山どじょう」を紹介するパネルや漁具等を展示しました。
  「ブリの動きを追え」のコーナーでは、電子標識を装着したブリを水槽で展示し、生きて泳ぐブリに大人、子どもを問わず関心を持っていただくことができました。この電子標識は水温、水深、照度センサーとそのデータを保存するメモリ等を内蔵している小型ハイテク機器であり、腹腔に装着し放流したブリから機器を回収することで、そのブリが遊泳していた水温、水深、さらには遊泳位置を推定することができます。
  漁業ひろばで毎年人気コーナーとなっている海藻しおり工作では、子供たちの海藻選びに時間をかけて取り組む姿が、ふれあい水槽では服を濡らしながら水槽の魚を追いかける姿がみられました。

■ 水産総合センターに併設する“うみとさかなの科学館”(能登町宇出津新港)では、標識ブリの飼育や、海藻しおり工作などの工作教室を月替わりで開催しているので、ぜひお越しください!(金吹実佐子)

2019年10月10日木曜日

急潮情報(台風19号)2019-Ⅷ-2


10月10日9時50分の気象庁気象情報によれば、大型で猛烈な台風19号が父島の南南西約490kmに位置し、北へ進んでいます。台風19号は今後、非常に強い勢力を保ったまま、12日(土)から13日(日)に関東に接近、上陸する可能性があります(下図)。

予報どおりに進んだ場合では、県内沿岸の海上で12日昼頃から夜遅くにかけて最大27~29m/sの北~北北東風が吹き、波高は8~9mまで高まる見込みです。

これに伴い、本県の沿岸部では下記のとおり急潮が発生すると予想されます。

加賀海域:12日夕方をピークに1ノット程度の上り潮
能登外浦海域:12日夕方から夜遅くにかけて1.5ノット程度の上り潮
内浦北部海域(小泊~小浦)
:13日明け方から昼頃にかけて1.5ノット程度の下り潮
内浦南部海域(鵜川~七尾灘浦)
:13日昼頃から夕方にかけて1ノット程度の下り潮

また、特に小型定置網では急潮のみならず高波に対しても厳重な警戒が必要です。

今後の気象情報に十分警戒するとともに、網抜きなどの急潮・高波対策をとるようお願いします。

2019年10月8日火曜日

急潮情報(台風19号)2019-Ⅷ


10月08日15時45分の気象庁気象情報によれば、大型で猛烈な台風19号がマリアナ諸島に位置し、北西へ進んでいます。台風19号は今後、12日から13日にかけて強い勢力で本州にかなり接近する可能性があります(下図)。

予報どおりに進んだ場合では、11日夜から13日朝にかけて県内沿岸の海上で北北東風が27~28m/sまで強まり、波高は8m程度まで高まる予想です。

台風19号は、県内の定置網に急潮や波浪による被害をもたらした2017年の台風21号や2009年の台風18号に類似した進路をとると予想されています。本県の定置網に被害を与えるような強い急潮や高波が発生する可能性が高く、強い警戒が必要です。

今後の気象情報・急潮情報等に十分注意するとともに、漁具の点検・管理に努め、必要に応じて適切な急潮対策が講じられるよう準備をお願いします。

2019年10月2日水曜日

急潮情報(台風18号)2019-Ⅶ-2


10月02日09時45分発表の気象庁気象情報によれば、台風18号は東シナ海に位置し、北北東へ進んでいます。今後は、明日03日(木)に朝鮮半島付近を通過し、日本海に抜けて温帯低気圧に変わる見込みです。その後、低気圧は04日(金)に能登沖を東進する見込みです(下図)。

予報どおりに進んだ場合では、04日(金)朝から夜遅くにかけて、加賀~輪島沖の海上で西南西~南南西の風が最大16~18m/sまで強まり、波高は3~5m程度まで高まる予想です。

これに伴い、本県の沿岸部では下記のとおり急潮が発生すると予想されます。
加賀海域:04日昼過ぎをピークに1ノット程度の下り潮
能登外浦海域:04日夕方から夜遅くにかけて1~1.5ノット程度の下り潮
内浦北部海域(小泊~小浦):05日未明から朝にかけて1~1.5ノット程度の上り潮
内浦南部海域(鵜川~七尾灘浦):05日朝から昼過ぎにかけて1ノット程度の上り潮

今後の気象情報に十分注意するとともに、必要に応じて急潮対策をとるようお願いします。